キャリアプラン/キャリアアップの方法

異動でキャリアアップ(3ページ目)

第一線で活躍されている、20代から40代のビジネスパーソンの方々にインタビューを実施し、これまでの「節目」や「転機」を語っていただきます。キャリア形成における重要性を感じ取っていただければと思います。

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

充実した日々を送られているという鈴木さん。ここまで辿り着くには、難局を乗り越え、成果を出されてきたということに尽きるでしょう。
ガイド:
広告営業、人材紹介営業およびマーケティング、人材採用と、キャリアが形成されてきましたが、20代で課長に昇進もされているし、なんだかんだいっても順調ですね。うまく渡り歩いていますね。(笑)

鈴木さん:
でも、今の部署でも、深い”気づき”がありましたね。5、6年目かな?優秀な後輩が入社してきて、本質的な観点での仕事をするのですね。今までの自分が表面的な仕事でしかしていないような気づきがあり、それが触媒となり、仕事の進め方がかなり変わってきたのも事実です。

更に一歩上を目指して

ガイド:
そこで変えようとするのが凄いですね。能力ですよ。やっぱり、優等生だ。(笑)最後に、課長という立場になり、これまでとは責任や権限が違うと思うけど、今後のキャリアに対して、どんな展望をいだかれているのでしょうか?

鈴木さん:
まずは壁を越えないといけないと思いますね。頭の切れがいい人は社内には沢山いますが、自分は悲しいかな、そういうタイプではありません。(笑)自分しか出来ないことを社内で確立することが重要だと思っています。それなりにはこなしてきたけれど、これだけは・・・というカードを持ちたいですね。

ガイド:
確かにそうですね。何でもそつなくこなすタイプ。それに加え、尖り感が欲しいということでしょう。

鈴木さん:
自分の親や兄弟を見ていると、自分には異質に見える。自分は”こつこつ真面目に”というタイプではなく、”ほどほど適当に”こなしていくというか。どろどろになって、何かを掴んでいくという感覚がないのかな?今まで社内で優秀な方々と接してきて、共通することは”しんどい時に逃げない”ということです。メンタルの強さがありますね。少しづつでも近づいていきたいですね。

ガイド:
今日はお時間をいただき、ありがとうございました。この5年間で、確実に成長されていることを実感しました。”適材適所”-会社内で上司や仲間にも恵まれ、自分に適合した仕事をされていることに尽きますね。まだまだ発展途上と捉えていますね。更なる飛躍を期待しております。

ガイドからのインタビュー所感


1.捉え方次第で、全ては変わる!


社内の空気が悪くなったとき、どのように捉えるか。鈴木さんのように、捉え方を変えることが出来れば、楽になります。他責ではなく、全ては自責であるということも関連がある捉え方でしょう。

2.ライバルの出現がキャリア開発では必要!

存在を脅かすようなライバルの出現は自分をストレッチ(伸ばす)するには欠かせません。プロ野球では現役時代の読売巨人軍の長島選手と王選手の関係は最も象徴的でしょう。

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