楽天三木谷氏の模索
▲楽天三木谷浩史社長もパン屋のオーナーになったかもしれない? |
そうして最後に出会ったのが、楽天市場というインターネットビジネスだった。あまりメディアで語られることはないが、外食など多くのビジネスを模索した時代があったからこそ、三木谷氏は楽天市場の魅力に気づいたのではないだろうか。
当然、激務の銀行員のまま三木谷氏が「楽天」に出会うことはなかったはずだ。しかも、三木谷氏自身がネットショッピングの愛用者だったわけでもない。楽天市場を生んだのは“ニート生活”という自由な立場だ。
積極的フリーター論
▲藤井佐和子さん『(フリーター生活も)目的を明確にして、期間を限定しておけば、危険なことなどありません。』詳細は |
彼女自身、最初に勤めたカメラメーカーを退職後、「来る仕事は拒まず」アルバイトや派遣の仕事を次々と引き受けていた。当時「やりたいこと」が特になかった彼女は、多くの仕事を経験することで、自分の可能性の幅を広げようと考えた。
そのうち大手総合人材会社で働き、彼女は「キャリアカウンセラー」という仕事と出会う。この仕事が後に彼女の“天職”になった。
フリーターということで、ニートとは若干異なるが、自由な立場になることで、広く浅い経験を積める効果は似ている。小さな経験を重ねることで「自分自身も知らない、新たな可能性に気づくチャンス」が増えることを示している。
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