キャリアプラン/キャリアプランの書き方

戦略的キャリアプランニング5つの手順(2ページ目)

「キャリアプランニング」と言っても、何から手を付ければよいかわからないあなた! 過去・現在・未来の視点から、ビジョンを到達するためのアクションプランを立てるまでの手順をご説明いたします!

藤田 聰

執筆者:藤田 聰

キャリアプラン・リーダーシップガイド

2.現在を知る

棚卸しをしよう
「棚卸し」とは、自分について客観的に見つめること。一人で行うのはなかなか難しいので、自己分析テストなどを利用するのも手です。
次に、今の自分を知ることが肝心です。これまでにどんな能力・スキルを培ってきたのか、その能力・スキルはどの程度なのかを客観的に見てみましょう。

これからの社会では、どんな経歴か、どこに勤めているのか、どんな肩書きなのかではなく、実際にその人物がどんなことが出来るのかということが大切になります。つまり、「顔の見える」個人が求められているのです。そんな人物になるには、卓越したレベルの能力とこれまでの実績が問われてきます。

また、仕事そのものだけではなく、職場環境や組織風土とのマッチングを図るためにも、自分自身の性格特性やタイプを知ることも重要です。自分の能力が最大限に発揮できる職場環境かどうかや、上司やメンバーとの相性などは、組織である以上、無視することは出来ません。

現在の自分を診断するには、各種自己分析用テストなどを使うといいでしょう。自分の棚卸しを簡単にすることが出来る便利なテストです。「ガイドサイトINDEX」の「適性・適職判断」にリンクを張っているので、是非試してみてください。

3.未来をイメージする

3つめは自分の未来理想像を描くことです。とはいえ、マウスイヤーと言われる程、技術革新が速い今日、予測出来る未来は最高でも10年くらい。3年後、5年後、10年後のそれぞれの自分をイメージしてみてください。

どんな風になっていたいのか、どんなものを持っていたいのか、どこに住みたいのかなど、具体的に将来の自分像をイメージ出来れば出来るほど、実現の可能性が高くなるものです。

ここでは、例えば「出来ればいつの日か高級車に乗りたい」という抽象的なイメージではなく、「何が何でもトヨタの白いレクサスLS460に45歳の時に乗っている」というような具体的なイメージを持ちましょう。理想像ではなくて、欲望の間違いじゃないの?と思われるくらい、強いイメージを持つことが重要なのです。

次のページでは、それを実現するためのアクションプランの立て方についてご紹介します。
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