つい最後まで残ってしまう読書感想文をどう書くか?

読書感想文は本を読まずに書けるのか?

読書感想文は本を読まずに書けるのか?

「少なくなった」と言われる夏休みの宿題ですが、、どこの学校でも必ず出ているもの、そして「すぐできそうだから」と、どうしても最終日まで残ってしまうもの…… それが「読書感想文」です。そこで、わずか5分で終わらせる”究極”の読書感想文攻略法を、徹底伝授します!

本を読まずに読書感想文は書けるの!?

本のあらすじを書くのではなく、自分の気持ちを書く。それが「読書感想文」のコツ!
読書感想文って、実は読まなくても書けちゃうって知っていました?読まずに書く感想文のコツ、それは本選びにあります。
例えば「ファーブル昆虫記」などは、どう考えても本の内容は昆虫のこと。だから、昆虫のことに関して、あなたがいつも感じていることを書けばいいのです!


作文例
●本を読まなかったことを正直に告白●
例文
「私は昆虫が大嫌いです。その昆虫嫌いを少しでも治そうと思って、あえてこの夏休みに「ファーブル昆虫記」に挑戦してみました。
でもファーブルの、まるで目の前にその虫がいるかのような描写力にすぐれた文、そして各ページに散りばめられた精密な昆虫の絵。読み進めていくうちに、どうにも私の背中に虫がはっているような気分に何度も襲われて、とうとう最後まで読むことができませんでした。」

●自分の体験談に置き換える●
例文
「僕は周囲をビルや高速道路に囲まれたマンション暮らしをしていることもあって、普段、あまり昆虫のことを意識したことがありませんでした。
でも「ファーブル昆虫記」を読み終えて、昆虫のことを意識しながら町を歩いてみると、電信柱からもセミの声が聞こえ、街路樹のわずかな土の中からはアリやミミズが顔をだし、ときには大きなスズメバチが突然目の前に飛んできて、ドキリとさせられることさえあります。
ファーブルのような観察眼を持つことを心がけていれば、都会でも昆虫と友だちになれるのだなと、改めて気付きました」

>>次ページでは、知っている偉人のことを書く場合について解説します。

知っている人、話のことを書く読書感想文


世に知られた人物のストーリーでも、本当は本をきちんと読めば、いろいろと隠されたエピソードがありますよ!


本の中には「伝記」と呼ばれるジャンルがあることは、皆さんも知っていると思います。
例えば「偉人伝」は、歴史上の偉大な人物の一生について書かれた物語ですが、こうした偉人の話は、テレビや映画でもたびたび取り上げられることも多いので、本を読まずとも、だいたいのことがわかるという場合も多いと思います。


ただし! ドラマは時としてまったく創作の出来事を描くことがありますし、実際の人物とはキャラクターをまったく変えてしまうことも多いので注意が必要です。
例えば、今年の大河ドラマ「新選組」の中で、坂本龍馬と近藤勇は友人として描かれていますが、史実として二人が友人だったという記録はありません。だから「本を読んで近藤勇と坂本龍馬の友情に感激した」なんて書いたら、「こいつ、ドラマを見ているだけで、本読んでないな!」とバレてしまいますからね!

また、小説を原作として作られたテレビドラマや、逆にドラマの脚本を基に作られた「ノベライズ」と呼ばれる小説があります。
こうしたものを感想文の題材に取り上げれば、すでにテレビで知っているストーリーなわけですから、そこから感想文を書くことも可能です。


作文例
●エピソードの多い偉人を題材に●
例文
「”運命”や”第九”など、僕たちでも知っている曲を数多く残しているベートーベンが、晩年、耳が不自由になってしまったことを、僕はこの本を読んで始めて知りました。
それまで、日々音の洪水の中で生きてきた音楽家が、ある日突然、その音を奪われてしまう苦しみは、今の僕には想像することができません。しかしさらに驚かされたのは、彼が聴力を失ってなお、音楽を捨てることがなかったという点です。
僕もサッカーをやっていますが、時々「練習をさぼりたいな」などと思うこともあります。これからはそんな時には、健康でサッカーに打ち込めるだけでも幸せなことなんだと思い、ベートーベンが音楽に打ち込んだ情熱に負けないくらい、僕もサッカーに打ち込んでいきたいと思います。」

>>次ページは原稿用紙の使い方について解説します。

原稿用紙を正しく使う!


原稿用紙の使い方ひとつで、上手な文章に見える!

その他、どうしても時間がなくなったときの読書感想文攻略法としては、カバーに書かれている「あらすじ」を読んで、内容を把握するという方法もあります。
最近では、インターネット書店でも、本の横にあらすじや、実際にその本を買って読んだ人の感想が添えられていることもあるので、活用したいものです。



また、正しく原稿用紙を使う、字を丁寧に書くといったことだけでも、ずいぶん印象が変わりますよ!
原稿用紙の使い方
●題名は、原稿用紙1行目の、3~4マス目から書き始める
●名前は、2行目の下を、1マス空けて書く
●本文は、4行目の2マス目から書き始める
●段落や、話しの内容の変わり目では、行を変え、次の行の書き始めは、1マス空ける
●「、」「。」「小文字」は、マスの右上に書く。
●「、」「。」が行の始めにくるときには、前の行の一番下に書く
●「?」「!」の後は、1マス空けて書く
原稿用紙の使い方

でも、やっぱり、本を読もう!


本を読めば、世界が広がる!

夏休みの宿題としての読書感想文の場合、時間に追われて、なかなか楽しく本と向き合えない時があるかもしれません。
でも、本の中の世界は無限です。いろいろな人生を疑似体験し、未来へも過去へも行け、たくさんの知識を身につけることもできます。
最初はマンガでいいのです。まず本屋さんに親しみをもち、活字に慣れ親しみ、本を生涯の友とできるようになれば、きっと人生が豊かになりますよ!



<関連リンク> まだまだ間に合う!自由研究お助けサイト


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