記述問題ができれば大幅点数アップ

小説文の記述問題は傍線が引かれている部分の気持ちが「プラスの気持ち」か「マイナスの気持ち」かを読み取りましょう。

小説文の記述問題は傍線が引かれている部分の気持ちが「プラスの気持ち」か「マイナスの気持ち」かを読み取りましょう。

国語のテストで最も配点が大きいのが記述問題です。でも、国語が苦手な子供が最も嫌がるのも記述問題なのです。記述問題ができるようになれば、国語の点数が大幅にアップします。今回は記述問題で点数を取れるようになるコツをお伝えします。

記述問題の答えはほとんど文章中に書いてある

「50字以内で答えなさい」というように指示されると、「50字も文章を考え出せない」と思いがちですが、それは勘違いです。最難関レベルの入試の記述問題でないかぎり、じつはほとんど文章中の言葉を抜き出し、語尾を質問に合わせて少しだけ変えるだけで模範解答になります。

記述問題の答えは「自分で考え出すのではなく、文章中から探し出すだけでいい」ということを知っておくと記述問題に対する苦手意識が軽くなりますし、答えを簡単に出すことができるようになれる第一歩になります。

記述の答えとなる文は終わりから作成する

ふつう記述の答えとなる文を頭から考え始めると思いますが、じつは逆です。記述の答えとなる文は終わりから考えるのがコツです。たとえば問題文で「どういうことですか」と聞かれれば答えの文末は「~こと。」となるし、「なぜですか。理由を答えなさい」と聞かれているのならば「~から(ため、ので)。」となります。文末を決めたらその文末に続く述語を文章中から探し出します。述語が決まれば、その述語の主語を書き、最後に制限字数に達するまで述語の修飾語をつけたしていくという順番で作成します。

小説文の記述は「気持ち」と「理由」セットで作成

小説文の記述問題は「気持ち」を答えさせる問題がほとんどです。まずは傍線が引かれている部分の気持ちが「プラスの気持ち」か「マイナスの気持ち」かを読み取りましょう。プラスかマイナスどちらかの気持ちという二択であれば迷わないはずです。気持ちがプラス方向かマイナス方向かが合ってさえいれば、気持ちを表す言葉が模範解答と少々ずれていても減点されません。

(プラスの気持ちの解答例)
  • ~と、うれしく思う気持ち。
  • ~という前向きにがんばろうという気持ち。

(マイナスの気持ちの解答例)
  • ~と、悲しく思う気持ち。
  • ~と、情けなく思う気持ち。

気持ちを表す言葉を決めたら次は、その気持ちになった「理由」を本文中から探し出します。そしてその「理由」はなにかの「できごと」です。小説文中の登場人物は何かしらのできごとによって気持ちを変化させるからです。

(解答例)
  • ふだんは厳しい父が今日は機嫌が良かったので~
  • 自分の尊敬する親方が認めたのは僕ではなく友人のタケルだったので~」
最後に字数制限いっぱいまでさきほど書いた「できごと」について詳しい説明を付けたしていけば完成です。小説文の記述問題の答えはまず「気持ちを表す言葉」を書き、次に「その気持ちになったきっかけとなったできごと」をその上に付け足すといった順番で作成するのがコツです。

説明文、論説文の記述はたった3タイプ

説明文、論説文の記述はたった3タイプしかないので小説文の記述問題よりも単純です。

(1)傍線部の指示語が指示しているところを探すタイプ
傍線部に「『この』ような」とか「『その』ような問題が」というように指示語が含まれていればこのタイプの問題です。答えとなる部分を探すのは簡単です。傍線部の指示語の直後の語句と似たような語句を、傍線部の「直前」から探します。すぐに見つかるはずです。見つけたらその上の部分が記述の答えとなります。

(2)傍線部の理由が書かれているところを探すタイプ
問題文に「『なぜ』ですか」とか「『理由』を答えなさい」などと書かれていればこのタイプの問題です。答えとなる部分は基本的に傍線部より「後」に書かれています。傍線より後から「から/ため/ので」を含む部分を探せばいいので簡単です。

(3)傍線部を言いかえているところを探すタイプ
上記2つの問題のいずれでもなかったらこの「言いかえているところ」を探す問題です。傍線部と同じ内容、形式の語句を傍線より「前後」から探し出します。傍線部の言いかえているところを探すには「内容」が近いところを探すのはもちろんですが、傍線部
と「形式」が同じであるところを探すのがコツです。

さて、いかがでしたでしょうか。記述問題の答えはほとんど文章中に書いてあるので、文章を考えるというよりは、「答えが書かれている部分を探す」だけの「作業」に過ぎません。今回お伝えした記述作成のポイントをよく読んで実践すれば、国語で高得点が取れるようになります。試してみてください。

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