アルゼンチン/アルゼンチン基本情報

アルゼンチンのエリアガイド(5ページ目)

南米大陸アルゼンチンのエリアガイド。ブエノスアイレスを中心とした中部(マル・デル・プラタ、コルドバなど)、東部(イグアスの滝など)、北部(サルタ、フフイなど)、クージョ(メンドーサなど)、パタゴニア(バリローチェ、ティエラ・デル・フエゴなど)の5つの地域に分けて紹介しています。

栗本 斉

執筆者:栗本 斉

アルゼンチンガイド

パタゴニア(ラ・パンパ州、ネウケン州、リオ・ネグロ州、チュブト州、サンタ・クルス州、ティエラ・デル・フエゴ州)

ペリト・モレノ氷河を見れば、誰もが自然の脅威を感じるはず

ペリト・モレノ氷河を見れば、誰もが自然の脅威を感じるはず 写真提供:アルゼンチン共和国大使館

アルゼンチンの南部は、パタゴニアと呼ばれる地域が広がります。国全体に多くの自然が残るアルゼンチンですが、パタゴニアでは北部とはまったく違う風景に出会えます。夏のシーズン以外は厳寒地帯なので、季節や装備を考えて旅の計画を練りましょう。

■バリローチェ
バリローチェで美しい風景と美味しい空気を満喫したいundefined写真提供:www.argentina.travel

バリローチェで美しい風景と美味しい空気を満喫したい 写真提供:www.argentina.travel

メンドーサのすぐ南ですが、このあたりから気候が大きく変わります。湖が点在し、風光明媚な風景が広がる様子は、アルゼンチン版湖水地方といってもいいでしょう。7つの湖を巡るドライブコースなども人気のあるルートです。この地方の中心の町バリローチェは、スイス人が多く移り住んだということもあって、“南米のスイス”と言われることもあるようです。スキー場もたくさんあるので、ウィンタースポーツにトライしてみるのもいいでしょう。

■バルデス半島
パタゴニアのもうひとつの代名詞が、バルデス半島。大西洋に突き出した小さな半島は、ペンギン、ゾウアザラシ、グアナコなど動物たちの天国。運がよければ、海辺でクジラやシャチに出会うことも出来るでしょう。

■ロス・グラシアレス国立公園

パタゴニアの象徴といえば、なんといってもロス・グラシアレス国立公園。南極、グリーンランドに次ぐ世界第三位の大氷原をもつパタゴニアの、雄大な景色が広がります。ここには47もの氷河がありますが、ペリト・モレノ氷河は最も人気のスポット。轟音とともに水色の巨大な氷の塊が海に落ちる様子は、自然の驚異を思い知らされるはず。また、標高3375mのフィッツ・ロイ山へのトレッキングも楽しめます。

■ティエラ・デル・フエゴ

南米大陸が途切れたところに位置するフエゴ島。この島は、チリとアルゼンチンの国境で分断されており、まさに南の果てという雰囲気です。「世界最南端の町」として知られるのが、ウシュアイア。オタリア(アシカ)やペンギンに会いに行くビーグル水道のクルーズや、「世界の果て」号という蒸気機関車で荒涼とした土地を眺めることも出来ます。

そして、南極へのツアーもウシュアイアからたくさん出ています。ちょっとした冒険気分を味わえますが、防寒対策は入念にしましょう。なお、日本人が南極に入るには届け出が必要ですので、ツアーに参加するなら旅行会社などで確認してみてください。
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