アルゼンチン随一の動物天国、バルデス半島

バルデス半島

愛嬌あるマゼランペンギンが間近で見られる 写真提供:アルゼンチン観光局

ペンギン、アザラシ、クジラ……。こういった珍しい動物たちを間近で見ることができる名所が、バルデス半島。アルゼンチン国内ではイグアスと並ぶ有数の動物天国であり、その独自の生態系によって世界遺産にも登録されています。

バルデス半島のダイナミックな大自然はメディアなどに取り上げられることも多く、とくにシャチがオタリア(アシカの一種)を空中に放り投げる光景は、『オーシャンズ』などのドキュメンタリー映画でもおなじみ。日本ではまず見ることのできない、パタゴニア特有の動物たちに会いに、雄大な世界へ足を踏み入れてみませんか。

バルデス半島の基本情報

バルデス半島

バルデス半島では、人間ではなく動物たちが主役 写真提供:アルゼンチン観光局

バルデス半島は、アルゼンチン南部チュブ州に位置する半島で、日本の房総半島のおよそ3倍の広さ。大西洋に面し入り組んだ地形が、独自の生物相を生み出しています。ここで観察できる動物の多くが、この地域でしか見られない固有種。しかも、絶滅危惧種もたくさんあることから、この辺り一帯は世界遺産に登録されました。

ここで観察できる動物の代表がゾウアザラシ、オタリア、ペンギンといった陸上の動物と、クジラやシャチなどの海中動物。また、ラクダの仲間であるグアナコニャンドゥといった大型の鳥類も草原地帯では見られます。荒涼としていますが、植物もポイロンやキリンバイといった固有種も生息しています。

バルデス半島のベストシーズンと服装

バルデス半島

バルデス半島の魅力のひとつがホエールウォッチング 写真提供:アルゼンチン観光局

動物の観察がメインのため、何を見たいかによって、訪れる季節も選んだ方がいいでしょう。ゾウアザラシやオタリアは年中見ることができますが、ペンギンやシャチは10月から3月にかけての、現地での夏の前後がベストシーズン。クジラは5月から12月くらいまでの秋から冬にかけての時期が沿岸に現れます。

冬はパタゴニア地方がオフシーズンのため、ツアーや交通が少なくなります。また、季節も冬になると相当厳しくなるので、どうしてもその時期に訪れたいなら、防寒対策はしっかりしておきましょう。気温は高い時期でも、風の強い地域なので、厚手のウィンドブレーカーは重宝します。もちろん、靴ははきやすく丈夫で、防水加工されているものがおすすめです。