見どころ早分かり! アルゼンチンのエリアガイド
アルゼンチンへ行こう!といっても、どこへ行けばいいかわからない……そんな人も多いのではないでしょうか。ブエノスアイレスは押さえておくとしても、せっかくだから違う地方にも行ってみたい。でも、情報も少ないし、位置関係もよくわからない。それも当然、アルゼンチンは南米諸国ではブラジルに次ぐ第2位、世界では第8位の面積を持つ大国なのですから。どれくらい大きいかというと、日本の総面積の7倍以上! ボリビアとの国境の北端から南米大陸の南端まで、3500km以上もあります。当然、地方によって気候や風景、そして文化や人も変わってきます。ですから、目的や季節などを考えながら旅のスケジュールを組みたてましょう。
そんな大国アルゼンチンの大まかな目安として、ここでは5つの地域に区分けしてみました。行政的には23の州と1つの特別区に分けられているので、各地区にそれらの名称も併記。 さあ、あなたにとって魅力的なアルゼンチンは見つかるでしょうか。
中部(ブエノスアイレス特別市、ブエノスアイレス州、コルドバ州)
落ち着いた世界遺産の町コルドバをのんびり散歩してみたい
■ティグレ
ブエノスアイレスからもっとも気軽に行ける近郊の町といえば、ティグレでしょう。列車やバスに乗って1時間ほどで、パラナ川に面したこの小さな町に到着します。パルケ・デ・ラ・コスタという遊園地で遊んだり、のんびりとリバークルーズに参加するなど、リラックスするにはぴったり。
■ルハン
ルハンの大聖堂へ行くと、宗教を超えて崇高な気分にさせられる 写真提供:www.argentina.travel
■マル・デル・プラタ
大西洋に面したアルゼンチンでは、ビーチリゾートだって楽しめます。大西洋沿岸のマル・デル・プラタは、夏のバカンスシーズンになると優雅なひとときを求めて集う地元客で賑わう町。この近辺には、バイーア・ブランカ、ピナマールなどたくさんのリゾートスポットがあり、ホテルなどの設備も充実。ブエノスアイレスから飛行機で1時間、バスだと6時間程度の距離です。
■コルドバ
アルゼンチン第二の都市がコルドバ。第二といってもブエノスアイレスの10分の1程度の人口なので、それほど大都会という印象はありません。むしろ、世界遺産に登録された町並みは、アルゼンチン最古の大学コルドバ大学をはじめ、落ち着いたスペイン植民地時代の雰囲気を楽しむことが出来ます。
コルドバの西側には、コルドバ山脈が連なっており、森と湖に囲まれた美しい町があることでも知られています。代表的な町は、パラグライダーやスカイダイビングのメッカでもあるラ・クンブレ、チェ・ゲバラが少年時代を過ごしたアルタ・グラシアなど。アルゼンチンのフォルクローレ(民謡)最大の祭典コスキン・フェスティバルが開かれるコスキンもこのエリアです。