住まいは建てて終わり、ではありません。経年による劣化や不具合は、早くに見つけ、適したメンテナンスを施すことで、快適さや美しさを維持することができるものです。大掃除は住まいの隅々までチェックできるいい機会。住まいの「健康診断」と思って、設備機器や建材に不具合がないか確認してみましょう。ここでは、キッチンやバス・サニタリー、トイレなど、水まわりのメンテナンスやチェックすべき項目をピックアップしました。掃除をしながら確認してみてください。

キッチン  空間全体&機器ごとのメンテナンス方法を確認して

動作に異常はないか、グリル内もチェックしておきたい

火力などに異常はないか、グリル内もチェックしておきたい

日々使用するキッチンは、ガスや電気、水道など配線や配管関係はもちろん、コンロや換気扇、水栓、キッチンユニットなど、さまざまな機器が集まっている空間。機器ごとに、寿命やメンテナンス方法は異なりますので、掃除は製品ごとの取り扱い説明書に目を通してから行うことが大切です。

また、湿気が多く汚れもつきやすいキッチンは、機器だけでなく内装材などの傷みなどもみられるもの。床や壁材の汚れや剥離、カビなどにも注意しましょう。空間全体としては、一般的に15年~20年ぐらいが見直し時期と言われています。使用頻度、方法などにもよりますが、コンロや換気扇、給湯器などの機器は10年程度がひとつの目安でしょう。操作性はもちろんですが、安全性を重視して、確認することが大切です。

■キッチンユニット

・扉材表面の傷、剥がれ、退色などはないか
・扉のがたつき、取っ手の不具合はないか
・カウンタートップやシンクなどに傷や腐食はないか
・排水口の水漏れや詰まり、悪臭はしないか
・シーリング(シンクとカウンターの接続部分など)の劣化や汚れはないか

■ビルトイン機器類
・水栓金具にがたつきはないか
・ガスコンロ、IH、グリルなどの性能は落ちていないか
・換気扇の能力は落ちていないか、煙やにおいが籠らないか
・給湯器(システム)は正常に作動するか、異常な音や水漏れはないか
・食器洗浄乾燥機の性能は落ちていないか。異常音はしないか

■内装材(床材・壁材・天井材)

・床材は傷や退色などはないか
・床の軋みはないか
・壁材の剥がれ、割れなどがないか

バスルーム  水漏れや湿気、機器類が正常に作動しているか

キッチンと同様にバスルームも、家族みんなが日々使用する空間。給湯や水栓など心地よさを左右する機器類も多く集まり、湿気も溜まる場所なので、日常的な換気とこまめなお手入れが大切でしょう。

システムバスや浴槽は、素材などによっても異なりますが、15年~20年程度が見直し時期と言われています。水栓金具やシャワーは、水漏れや温度調節機能などが正常に作動しているかどうかを。もちろん、水漏れや破損などはその都度対応が必要ですし、配管のつまりなどもチェックしておきたい部分でしょう。

■バスルーム空間・システムバス
・浴槽に傷やヒビなどはないか
・浴槽の排水栓やゴム栓が劣化していないか
・シーリングや目地材(内装や浴槽の継ぎ目部分)の劣化や汚れはないか
・床や壁、天井など傷やカビがないか
・窓やドアの開閉はスムーズか
・排水口の水漏れや詰まり、悪臭はないか

■機器類
・手すりやグリップにがたつきはないか
・水栓金具やシャワーなどに水漏れがないか、がたつきはないか
・水栓金具やシャワーなどの温度や水量調節が正常に作動するか
・給湯器(システム)は正常に作動しているか、異常な音や水漏れはないか
・換気扇や浴室乾燥機は正常に作動しているか

洗面・トイレ  内装材や水栓金具、トイレ機器の作動状況を確認

水栓金具や排水口などの不具合がないかを確認したい

水栓金具や排水口などの不具合がないかを確認したい

洗面室やトイレも湿気が籠りやすい場所なので、換気に気をつけ、内装材などにカビが生えないように配慮を。浴室に隣接されることが多い洗面室は、特に注意が必要です。

多く用いられる洗面化粧台は、収納ユニットに不具合はないか、配管の水漏れなどに注意を。トイレは、水漏れや洗浄機能、温水洗浄便座機能などがチェックポイントです。便器やタンクは、15年~20年程度が交換の目安ですが、温水洗浄便座は、10年程度と言われています。

■洗面・トイレ空間
・床材は傷や退色などはないか
・床の軋みはないか
・壁材の剥がれ、割れなどがないか
・コンセントや照明に不具合はないか
・換気扇は正常に作動しているか

■洗面台
・洗面ボウルの割れ、傷などがないか
・水栓金具にがたつきはないか、水漏れがないか
・洗面キャビネットの扉のがたつき、取っ手の不具合はないか
・給湯器(システム)は正常に作動しているか、異常な音や水漏れはないか

■トイレ機器
・便座のがたつきや割れはないか
・タンクの水は正常にたまるか、漏れはないか
・洗浄水は正常に流れるか
・温水洗浄機能は正常に作動しているか
・洗浄ノズルなどに汚れや劣化がないか
・配管など金属部分は錆びていないか
・手洗い器に傷ないか、水栓金具に水漏れはないか
・リモコンは正常に作動するか
・ペーパーホルダー、タオルハンガーにがたつきはないか


水まわりは、細かな機器が多く用いられる場所なので、日常的にチェックしておくことが大切です。特に、水まわり全般に関わる給湯システムの機器本体は、屋外に設置されているものなので、動作音や水漏れなど、外まわり掃除と一緒に確認を。それぞれ、チェックしていく中で、問題や不明な点があれば、入居時に渡されたメンテナンス・補修についてのマニュアルを再確認したり、早めに施工業者へ相談するようにしましょう。


【関連記事】
外まわりの掃除をしながら、住まいの健康診断を
キッチンシンクの基礎知識
キッチン換気扇(レンジフード)の基礎知識
天板、火力、便利機能etc. ガスコンロの種類と特徴
引き出し,ポケット,静音etc.キッチンキャビネット収納
システム、在来、ハーフユニットetc.浴室の種類と特徴
浴槽、床材、水栓etc. システムバスのアイテム最新傾向
浴槽(バスタブ)の素材 種類と特徴
浴室扉・ドアの基礎知識
浴室換気暖房乾燥機の種類と特徴&選び方のポイント
サニタリープランの基礎知識
洗面脱衣室のプランニングと注意点
洗面化粧台選びの基礎知識 -種類と特徴-
トイレ選びの基礎知識
トイレ手洗器の基礎知識
洗面・トイレの換気扇



匿名で優良会社にリフォーム相談!

ホームプロでリフォーム会社を探す

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。