ハイグレードマンションの購入者には、引渡しを受けた直後に室内を改修する人が珍しくない。しかも1000万前後の費用をつぎ込んで、である。新築であるにもかかわらず、なぜそれほどの投資をするのだろうか。

こだわり派はリノベーション

ジクート施工例
ジクートのキッチンはすべてオリジナルオーダーメイド。デザインされた照明とカラーリングが空間を一体化させている
一流の設計士とインテリアデザイナー(またはプランナー)の手によってコーディネイトされたハイグレードマンションは、確かにソツがない。昨今その出来栄えは、どの富裕層からも及第点をクリアするものばかり。高級感も十分備えている。

しかし、それはあくまで「誰にとっても遜色のない住まい」である。自分のスタイルに強いこだわりを持つ人達は、それで満足はしない。

あくまで「自分にとって」「すみずみまでオリジナリティーが表現できているか」。こだわりを形で表現したいのである。なぜなら、自分の生活スタイルそのものである家は、完全に自分用のオリジナルでなければならない、と考えるからだ。

リノベーションブームも原点は同じ。中古マンションを購入して、単なるリフォームで満足するのではなく、自分仕様のオリジナルな住宅に変身させる。最近、リノベーションが脚光を浴びているのも、ありきたりの住宅では満足できない、そんな人が増えているからに他ならない。そこで今回は、リノベーションを成功させるヒントについて有限会社ジクートの中島社長に伺った。

物件選びの前にパートナー選びを

ジクート施工例
昔から玄関まわりは格式の高い場所とされた。埋め込んだ照明が陶器を浮かび上がらせ、幻想的な空間に
「依頼者が最上階の購入を予定していたタワーマンション。それを事前に調査したら、お目当てのダイニングテーブルがEVに入らず、運び込めないことが判明」。かつて中島社長が体験した話である。そこで「組み立て式のテーブルに変更する提案をしたところ、依頼者の返事は『NO』。そのタワーマンションの購入をキャンセルしたのです」。

こだわりの強い人は、決してスタイルを曲げない。だからこそ「買う前にまずは相談に来ること、それが失敗しない何よりの秘訣」だと語る。

リノベーションを成功に導く一つめのヒント。それは、買う前にリノベーションパートナーを決めること。口コミやインターネットを駆使して最良のパートナーをまず見つけることが先決。間違っても先に物件を契約してしまわないことだ。

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