高級マンション/高級マンションのインテリア・設備

高級マンションが求めた最旬インテリア

都心における高級マンションでの暮らし方は?そのライフスタイルに適したインテリアとは…… 高級家具ブランド『Arflex』の売れ筋商品から、ハイグレードマンションオーナーが考える理想の空間像を探ってみた。

坂根 康裕

執筆者:坂根 康裕

高級マンションガイド

高級マンションに新調されるインテリア

マンション分譲は、建設、金融、運送など多くの業種に直接影響を及ぼすだけでなく、家電、家具、車など様々な消費財の買い替え需要も発生させる。住宅産業は経済の波及効果が大きい、といわれるゆえんだ。

とくに最近では、インテリアブームとあいまってマンション購入を機に、家具を一式新調するケースも珍しくない。聞くところによると、都心回帰ブームによる高額なハイグレードマンションの増加にともない、高級家具の売れ行きが飛躍的に伸びているそう。

そこで今回は、高級インテリアの代表ブランド『Arflex(アルフレックス)』に取材し、ハイグレードマンションに暮らす人達に人気のインテリアは何か?を伺ってみた。アイテムの選択からそのライフスタイルの一端を紹介したい。

専有面積は200m2台がメイン

インテリアブランドならではのデザイン性と家電メーカーにも劣らないコード配置に配慮した機能性を兼ね備えたTVボード。30畳クラスのリビングルームでもバランスが取れるようサイズバリエーションも豊富にある
「顧客の住居割合が、戸建てからマンションへ逆転したのは00年。その後、元麻布ヒルズや六本木ヒルズの竣工でマンション居住者が主流になった」(株式会社アルフレックスジャパン 広報担当 本多陽子さん)。しかも、単に都心マンション居住者が多いというわけではなく、「専有面積は200m2台が主流」というから、かなり広めのハイグレードオーナーが顧客の大半を占める。

本多さん曰く、彼らには多くの割合で共通した暮らしのイメージがあるらしい。「ホームパーティーが楽しめる住まいを、という要望がとても多い」とのこと。

ゲストをもてなす上質な空間を演出しながらも、一つ一つのファニチャーは決して主張しすぎない。そんなコンサバティブな同ブランドのテイストが富裕層を惹きつける最大の理由のようだ。

また、キズや汚れへの対処を気にする人も多く、「万全なメンテナンス体制と200種以上の豊富なファブリックを用意」(同)していることも購入に至る動機のひとつになっているそう。

実際、30年前に買ったオーナーからの手直し依頼も珍しくないという。商材を問わず、ブランドと認められるものには万全なメンテナンスとリペアの体制が不可欠だ。

そんな高級インテリア『Arflex』で、今一番の売れ筋商品を伺った。

トップブランドの最旬ソファ、ダイニングセットは? またその人気の理由とは?次ページ
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