高級車から住宅設備まで

ザ・ハウス南麻布で採用されたGAGGENAU(ガゲナウ)はキッチン機器のトップブランド
メルセデス、BMW、ポルシェなど輸入車おいて安定的な人気を誇るメーカーはドイツに偏っている。性能もさることながら、その高いデザイン性が世界的に評価されている要因のひとつだろう。

この傾向は高級住宅の設備においても同じようにあてはまる。キッチン、家電、水栓金具などハイグレードマンションに組み込まれているのは、ほとんどと言ってよいほどドイツメーカーの製品である。

そこで今回は、住宅に求められるデザイン性とトレンドメーカーの使い勝手をご紹介してみたい。

デザイン、性能に対する意識の高まり

ここ数年、ハイグレードマンションの空間はずいぶんと様変わりした。リビングや浴室スペースの拡大傾向にとどまらず、洋室さえも数よりひと部屋ごとの大きさが優先されるようになっている。インテリアへのこだわりも強くなる一方だ。

なかでもLDKの一体化は、独立したキッチンとダイニングがお約束だった高級マンションでは、考えられないほど画期的な転換だとも言える。食事は食べるだけでなく、作る段階から楽しもうというライフスタイルの変化だ。

このLDK一体化の流れは、キッチンスペースにいくつかの改善を求めた。どんなインテリア空間にもマッチするように色や仕上げのバリエーションをたくさん用意していおくことや、山ほどある調理器具や食器を効率よく仕舞えるシステム収納の開発、などだ。

おかけで、キッチンはお客様に見られても構わない(もっと言えば、そこでもてなすことができるくらい気持ちのいい)スペースになったのではないだろうか。

さらに「リビングでくつろぐ人の邪魔にならない」よう、水音が響かない静かなシンクや食洗機へのニーズも高まった。


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