残された丘の上

今から120年前、日本麦酒醸造会社(現サッポロビール)は、東京府下荏原郡目黒村三田(現在の恵比寿ガーデンプレイス)にビール醸造場を建設した
JR山手線の目黒―恵比寿間を並行する「目黒三田通り」は、尾根上を走っていく道路である。山手線の線路を右手に北上し、自動車教習所を過ぎたあたりで右にアメリカ橋があらわれる。ここを渡れば「恵比寿ガーデンプレイス」に到着する。

目黒三田通りからさらに、アメリカ橋でも相当な勾配を登ることから、この場所がいかに高い所であるかがわかるはずだ。「恵比寿ガーデンプレイス」の周辺は、四方が下り斜面。まさに“こんもりと小高い山”のような地形である。

大通りからも離れ、JRも谷間を走っているため視界にすら入らない。約8.3haのゆとりの敷地はじつに贅沢な配棟で、ほぼ中央部に位置する広場が都心とは思えない開放感を与えてくれている。

アメリカ橋を渡った正面には東京タワーが。背の高い建物が少ないこともあって、丘の上であることをはっきり実感できる。まさに「恵比寿ガーデンプレイス」ならではの景色といえよう


すべてが揃う場所

春になれば人が集まる広場。建物が密集した再開発のイメージとは程遠い
電車でのアクセスは「恵比寿」駅が最寄りとなる。

スカイウォーク(動く歩道)が設置されているため、「恵比寿ガーデンテラス」の居住者も表示上での徒歩9分よりもずっと近く感じるはずだ。雨天でもほぼぬれずに済むだろう。

そして何よりの魅力は、その施設の充実ぶりである。

専門店・食料品店(恵比寿三越)、映画館、美術館、ホテル(ウェスティン)、ブランドショップ街(グラススクエア)、高級レストラン(ジョエル・ロブション)、スポーツクラブ(ザ・クラブ・アット・エビス・ガーデン)と、ひと通りの施設が揃う。

マンションの大型化により、近頃は共用施設の充実ぶりが目を引くが、「恵比寿ガーデンプレイス」内の施設と捉えた場合、「恵比寿ガーデンテラス」のメニューに勝るものはおそらくないだろう。

高級フレンチ(正面)とホテル(正面左)


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