アルゼンチン国内の移動

繰り返しますが、アルゼンチンはとにかく広いので、国内の移動には飛行機が欠かせません。ブエノスアイレスの国内線の拠点でもあるホルヘ・ニューベリー空港からは、アルゼンチン航空やアンデス航空などが国内各地に多数の便を運行しています。

時間に余裕があれば、長距離バスにもトライしてみましょう。ちょっと移動するだけで10時間以上なんていうのも珍しくありませんが、バス自体は飛行機と同じレベルのリクライニングシートがあったり、しっかりと食事が出るなどリーズナブルな上に意外に快適です。ただ、このように国内のバス路線が整備されたため、鉄道ファンの人には残念ながら、長距離鉄道のほとんどが廃止になりました。一部を除いて、列車の旅を楽しむことは難しいのが現状です。アルゼンチンで楽しめる車窓の風景は、バスからのものというわけ。

ブエノスアイレス市内では、スブテ(地下鉄)やコレクティーボ(路線バス)が縦横無尽に整備されています。流しのタクシーも数多く走っているので、どこへ行くにも苦労することはありません。その他の街では状況によって様々ですが、観光で訪れるような場所に関していえば、交通網が発達しているため困ることはあまりありません。

アルゼンチンの季節と旅行の服装

季節によってオシャレを楽しめるのも、アルゼンチンの魅力のひとつ。

季節によってオシャレを楽しめるのも、アルゼンチンの魅力のひとつ

ブエノスアイレスは、日本と同じように四季もはっきりしています。個人的には、4月から9月、南半球での秋から冬にかけての季節に訪れることをおすすめします。空気が澄んで気持ちがいいのと、コンサートなどのエンターテインメントが充実する時期だからです。

ブエノスアイレスの気候は、日本に比べると夏は暑すぎず冬は寒すぎず、一年を通じてわりと快適な気候といってもいいでしょう。ですが、時には強烈な日差しになったり、雪がちらつくなど、急激に天候が変わることもあります。でも、オシャレな人たちが多いブエノスアイレスだけに、町中至るところにブティックやショッピングセンターがあるので、洋服を現地調達というのも、ひとつの手かも。

ただし、ブエノスアイレス以外の地域に行く場合は注意が必要です。国土の広い国なので、日差しの強い北の乾燥地帯では年中寒暖の差が激しいし、風の強いパタゴニアは夏の観光シーズンでも防寒具は必須。行く場所とTPOに合わせて、服装も考えた方がいいでしょう。

日本とアルゼンチンの時差

日本とアルゼンチンとの時差はちょうど12時間なので、非常にわかりやすいです。アルゼンチンが朝7時なら、日本はその日の夜7時。アルゼンチンが夜7時なら、日本は翌日の朝7時となります。2007年からブエノスアイレスをはじめ多くの町や州でサマータイムが導入されましたが、2009年以降は再び導入中止となっています。とはいえ、州によっては実施される場合もあるので、サマータイムの時期(10~3月)に訪れる人は、必ず現地で確かめるようにしてください。うっかり飛行機やバスに乗り遅れたり、なんてことがないように!

アルゼンチンの通貨と物価

アルゼンチンの通貨はアルゼンチンペソです。表記は「$」なので、米ドルと間違えないようにしてください。米ドル表記の場合は「US$」と書かれているはずです。ペソの下はセンターボと呼ばれ、表記は「¢」となります。2ペソから100ペソまで紙幣があり、1ペソ以下はコインです。

ブエノスアイレス市内にはたくさんの銀行があり、ドルやユーロであれば間違いなく両替が可能です。トラベラーズチェックや日本円の両替ができる銀行は限られていますので、銀行の表示を見たり係りの人に聞いてみましょう。観光地であればATMも多く簡単に現金を引き出すことが可能です。また、クレジットカードも普及しているので、日本と同じような感覚で使えます。ただし、田舎の方に行くとATMどころか銀行さえ無い場合も……。地方を旅行する場合には、アルゼンチンペソを多めに用意しておきましょう。

物価は、ほんの10年ほど前までは、ヨーロッパ並みもしくはそれ以上といわれていたのですが、2001年末の経済破綻によって一気に下落しました。その後、徐々に景気も回復してきましたが、やはり日本に比べるとかなり安く感じられます。カフェでコーヒーを一杯飲むというと、日本では300~500円が相場のところが、アルゼンチンでは150~250円くらいでしょうか。ただ、ここ数年の経済成長によってインフレも進んでいるので、今後はさらに物価が上がる可能性もあります。