基本のとんかつ「ロースかつ」の作り方手順
とんかつといえば、家庭料理の定番メニューの1つ。今回はロースを使って、基本の「ロースかつ」のレシピをご紹介します。豚ロースは、赤身と適度な脂身があり、ジューシーな歯ごたえが特徴。衣でうまみを閉じ込めます。
とんかつの材料(2人分)
とんかつの作り方・手順
とんかつ
1:肉の下ごしらえをする
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豚肉は筋の部分に数か所包丁を入れて筋切りをし、肉たたきなどで全体を軽く叩いて厚みをならします。軽く塩こしょうを両面にし、10分室温に置いて肉を常温にします。
肉たたきがないときは、空き瓶や包丁のみね(刃先でない方)を使うとよいでしょう。2:薄力粉を薄くつける

薄力粉を両面にまんべんなくつけ、余分な粉を軽くたたいて落とします。
3:卵液をつける
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卵に牛乳を加えてよく混ぜた卵液に、2をくぐらせます。
4:パン粉をつける

卵液からあげた3を、パン粉を広げたバットに移し、パン粉を両面につけます。パン粉をつけたら10分ほど置き、衣をなじませます。
10分置くのは、パン粉になじませるため。揚げたときに衣がはがれにくくなります。5:とんかつを揚げる

中温(170度程度)に熱した揚げ油に、静かにとんかつを入れたら、しばらくそのまま揚げていきます。とんかつが少し浮いてきて、片面が少し色づいてきたら静かにひっくり返します。これを数回繰り返し、両面がきつね色になるまで揚げます。
油に入れてすぐに返そうとすると、衣が破れやすくなります。あまり何度もひっくり返さないこと。とんかつから出る泡が、小さくなってシュワシュワと静かな音になるのが、中まで火が通った目安です。6:油を切って、盛り付ける

きつね色になったとんかつを金網に上げて油を切り、食べやすい大きさに切ります。千切りにしたキャベツや、くし形に切ったトマトなごの付け合わせの野菜と共にお皿に盛りつけます。
お好みでレモンを添えてください。ガイドのワンポイントアドバイス
豚肉は、加熱調理する前に10~15分ほど室温におき、常温に戻しましょう。肉の温度を均一に常温にすることで、熱伝導のムラを防ぎます。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。