2位:黒龍 大吟醸 龍
昭和50年(1975年)に全国に先駆けて発売された福井県の大吟醸。ワイン同様に清酒を熟成させるための試行錯誤を繰り返し、華やかさとまろみを同居させた名品である。白山山系の雪解け水と雪国越前らしい自然な寒仕込みが、ただ、香り高いだけではない、繊細で上品な味わいに仕上げている。また、創業200年目の節目には、「吟醸は冷酒で」という今までの常識に問題提起した、お燗専用の大吟醸「九頭竜 大吟醸 燗酒」を発売している。
香りの高さとお燗の安心感を楽しめる。この「龍」は、偉大な白ワイン同様大ぶりのワイングラスでいきたい。甘エビや白身魚の刺身と。
詳細記事:黒龍 蔵リポート1
詳細記事:黒龍 蔵リポート2
詳細記事:黒龍 蔵リポート3
詳細記事:黒龍 蔵リポート4 お燗向き大吟醸
<DATA> 720ml 4,200円 1800ml 8,400円 アルコール度 15.5% 日本酒度 +4.5 山田錦 50%精米
■黒龍酒造株式会社
住所:福井県吉田郡永平寺町松岡春日1-38
電話:0776-61-0038
1位:出羽桜 桜花 吟醸酒
吟醸酒のパイオニアといえばこの出羽桜。「GINJOを世界に!」をモットーに吟醸界のリーダーシップをとる名蔵。この「桜花出羽桜」の発売は1980年。その後の吟醸酒ブームを切り開いた。マックスファクター社の「SK2 ボディーデザイナー」香り成分開発のモデルにもなっている。
絞りたての完熟リンゴジュースのように甘酸っぱくフルーティー。白ワインのように冷やして、ワイングラスで楽しみたい。乾杯から食事の前半にかけて、舞い散る花びらのように、華やかに軽やかに。
<DATA>
300ml 520円
720ml 1,313円
1800ml 2,631円
アルコール度 15.5%
日本酒度 +5
使用米 雪化粧
精米歩合 50%
詳細記事:桜と名前がつく日本酒
■出羽桜酒造株式会社
住所:山形県天童市一日町一丁目4番6号
電話:023-653-5121(代)