辛口・超辛口の日本酒ベスト5!

辛口がいいなら焼酎を飲めばいいという人がいる。たしかに日本酒が辛口になればなるほど純粋アルコールに近くなり焼酎の味わいに似てくる。

しかし、そこは醸造酒。米の旨味、甘み、醸造による酸味、コク、香ばしさが複雑にからまって、キレとともに心地いい余韻を楽しませてくれる。冷やでもヌル燗でも熱燗でも、好みによってさまざまな飲み方が出来るのも辛口酒のいいところ。おすすめの5名柄を紹介しよう。日本酒に合う、簡単レシピもご紹介。


5位:くどき上手 純吟辛口

くどき上手 純吟辛口
 
山岳信仰・修験道の霊場で知られる出羽三山の門前町、羽黒町の人気蔵。全量吟醸酒の蔵であることと、浮世絵風の粋な女性を描いたラベルが有名。華やかで果実の風味豊かな旨口吟醸タイプも知られているが、この純吟辛口は日本酒度+10。上品な華やかさと辛口が一体化した秀逸品。なめらかさとキレのバランスがよく飽きない。魚介類の炭火焼と一緒にが楽しい。

ちなみに+20の超辛口吟醸酒「ばくれん」「白ばくれん」もあり人気。

<DATA>
1800ml 3,240円
アルコール度 16.8%
日本酒度 +10
雄町 50%精米

亀の井酒造株式会社
住所:山形県鶴岡市羽黒町戸野字福ノ内1
電話:0235-62-2307


4位:刈穂 特別純米酒 山廃純米超辛口

刈穂 特別純米酒 山廃純米超辛口
 
天智天皇の歌より命名された「刈穂」は秋田を代表する山廃蔵。雪国ならではの長期低温発酵と山廃の融合で、清らかさとコクの両面を持ち合わせるバランスのいい味わいに仕上がる。

日本酒度+12よりなめらかに感じられる飲みやすい辛口。ちなみに、生原酒で、なんと日本酒度+21という商品もある。極限まで山廃仕込みと発酵を突き詰めた超辛口仕上げだ。

しかし第一印象は、爽やかですっきりとした香りと味わい。中盤からのきりりと引き締まった刺激ある口当たりとボディに+21と酸度1.8を実感する。生酒らしい苦味や渋みが超辛口にさらに拍車をかけるが全体には軽やかに楽しめる逸品。こちらの特別純米酒は鶏鍋や豚シャブなど旨味たっぷりの鍋料理と。

関連記事:有志蔵元利き酒会

<DATA>
1800ml  2,687円
720ml  1,348円
アルコール度 15.8%
日本酒度 +12
美山錦・秋の精・めんこいな 60%精米

秋田清酒株式会社
住所:秋田県大仙市戸地谷字天ケ沢83-1
電話:0187-63-1224


3位:黒松剣菱

黒松剣菱
 
灘の辛口男酒は数あれど、やはり「剣菱」はその筆頭だろう。約500年前となる永正2年創業。不動明王の剣を模したそのインパクトあるラベルは、いつの時代も日本酒好きの憧れだし、近所の酒屋、スーパーマーケットでも買えるところが、日本酒好きの味方のようで、やはり忘れてはいけない銘柄といえるだろう。

山廃仕込みでひと夏寝かせた秋上がりする酒を市場に出すポリシー。味わいはまさにコクのある辛口。日本酒度は+-0~0.5だが、一口飲んで「これぞ辛口」と思える。まるで焼酎のようなぴりりとした刺激があるが、中盤からの旨味はやはり米の醸造酒だ。

一本筋の通った男酒。おろしたての山葵をちょいとつけた鮪の刺身でお燗酒。ああ、日本人の魂がゆれる瞬間だ。

関連記事:改めて感動、さすがの「剣菱」

<DATA>
1800ml  2,290円
900ml  1,155円
180ml   336円
アルコール度 16.5%
日本酒度  +-0~0.5
山田錦・愛山

剣菱酒造株式会社
住所:神戸市東灘区御影本町3丁目12番5号
電話:(078)451-2501


→次ページで「第2位」と「第1位」を発表!