さまざまなタイプがある日本酒のなかでも、「まるでワインみたい」と形容されるようなフルーティー&フラワリーで華やかな香り高いタイプは、乾杯の酒として、日本酒初心者や女性向けとして、また、海外の日本酒ファンなどに絶大な人気がある。とくに、清酒造りの粋を集めた大吟醸や吟醸などに香りの高いタイプが多い。また、吟醸技術の高いお蔵の生酒や本醸造などにもすばらしいものがある。
格調高いベスト5をご紹介しよう。

5位:十四代 大吟醸 播州山田錦

十四代 大吟醸 播州山田錦
 

創業380年あまりの伝統の技と近代的技法を駆使する高木酒造。同社15代目が、淡麗人気のなか、しっかりと旨味とコクをもつ品格ある濃醇タイプを鮮烈にデビューさせ、その後大ブレークさせたことは有名。また、金箔に輝くラベル文字を初めて使ったのも同社。常に暗い冷蔵庫内で温度管理をしながら保存するときにひと目でわかるようにというアイディアから。

マスカットや白桃などの果物のほか、レモングラスやハーブなどの香りを併せ持つ。香り高いだけではなく上品な濃醇さを感じさせる名品。白磁の薄手の酒器で格調高く。

詳細記事:十四代 蔵リポート1
詳細記事:十四代 蔵リポート2

<DATA>
720ml 5,775円
山田錦 35%精米
日本酒度 +4
アルコール度 16~17%

高木酒造株式会社
住所:山形県村山市富並1826
電話:0237-57-2131


4位:醸し人九平次 純米吟醸 山田錦

醸し人九平次 純米吟醸 山田錦
 

このインパクトの強い酒名&ラベルを初めて見たのは12年前。当時運営していたワインバーで初めて置いた日本酒だった。ラズベリーやラ・フランス、パッションフルーツのような目の覚めるような甘酸っぱいフルーツの香りに、しっかりと米の風味のあるなめらかな味わい。印象的な名前とラベル以上に、そのおいしさのパンチに一撃された。

今では、パリの三ツ星レストランでもオンリストされている、いわば世界に羽ばたいた日本酒の代表である。肩ラベルの“EAU DU DESIR(希望の水)”どおり、日本の希望を託せる国酒である。やはりチューリップ型のワイングラスで。この山田錦は手頃な価格もうれしい。

詳細記事:醸し人九平次 雄町
詳細記事:醸し人九平次 別設

<DATA>
720ml  1,764円
山田錦 精白50%
日本酒度 ±0
アルコール度 16~17%

株式会社萬乗醸造
住所:愛知県名古屋市緑区大高町西門田41
電話:052-621-2185


3位:磯自慢 中取り純米大吟醸 35

磯自慢 中取り純米大吟醸 35
 

海の風が心地いい新焼津港近く鰯ケ島。土地のイメージどおりに命名された「磯自慢」がある場所だ。特定名称酒のみを丹念に生み出す蔵内は、温暖な気候のなかで低温製造を行うための全館ステンレス低温管理が施され、地震対策もぬかりない。

この銘柄は2008年の洞爺湖サミットで使用されたことは有名。熟したバナナやメロン、白桃や洋ナシなどフルーツバスケットのように華やかで洗練された香り高い逸品。もちろん、宴を彩る乾杯酒に。写真のような塗りの酒器もいい。希望小売価格の2~5倍のプレミアム価格がつくことも。

詳細記事:磯自慢 蔵リポート

<DATA> 720ml 毎年約1000本限定 12,000円~15,000円
山田錦 35%精米
日本酒度 +3
アルコール度 16~17度

磯自慢酒造株式会社
住所:焼津市鰯ヶ島307
電話:054-628-2204


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