日本酒/酒造、酒蔵訪問

福井の銘酒「黒龍」の蔵を訪ねる3

福井県永平寺町の黒龍酒造のリポート第3弾。昨年建設の新設蔵は、なんと「樽」の形をした超近代蔵だ。

友田 晶子

執筆者:友田 晶子

日本酒・焼酎ガイド

平成17年建設8月「兼定島 酒造りの里」にて業務開始

永平寺町の『龍翔蔵』は本社と醸造部。こちらの「兼定島 酒造りの里」では製造部、商品部、企画営業部、総務部が入る。
九頭竜川のほとりで豊かな田園地帯が広がる場所。ここでは、徹底した温度管理や古酒の貯蔵を第一目的とし設立された。1000平方メートルの冷蔵設備、700平方メートルの原酒貯蔵庫、135平方メートルの調合室、225平方メートルの製品低温貯蔵庫が昨年8月より稼動している。
新しいだけでなく、清潔な施設はきもちがいい。




この「兼定島 酒造りの里」では、徹底した温度管理や古酒の貯蔵が可能になる。
建物の壁は、まるで木桶のようなデザインになっている。



オートメーションにも力を入れる。



合計700平方メートルの原酒冷蔵貯蔵庫は圧巻だ。



濾過用のフィルター。ここのスタッフも若い!



味わいはもとより、黒龍の魅力はラベルにもある。
文字は、福井出身の稲村雲洞氏、NHK大河ドラマ「武蔵」の題字を書かれた吉川壽一氏の作。
紙は越前和紙(紙幣になる紙ですぞ!)。箱は河和田漆器という懲りよう。




★次回の黒龍酒造リポートvol.4では、お燗用の大吟醸『九頭龍 大吟醸燗酒』をご紹介します。お楽しみに。



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