通勤前、さくっと食べて勤め先へ向かう人たちをよく見かける。
彼らはどんなものを食べているのだろう?のぞいてみると、さすがに人それぞれではあるけれど「カオ・ピヤック・セン」(写真右上)を食べている人が多い。“カオ”は米、”ピヤック”はおかゆ、”セン”は麺。
「米麺のお粥」といわれる通り、スープにはとろみがあって麺は驚くほどにモチモチ。胃にも優しい。麺なのに食べ終わった後はお粥感覚の不思議な麺だ。写真の具は血を固めたものと内臓。
左上は、レタスがはいった少し太めの小麦麺をつかったもの。中華系ラオ人に人気のシンプルなタイプだ。
市場の麺
市場でも麺はやはり大人気。昼時ともなると近くに勤めている会社員や買い物にきた人たちでごったがえす。最初は注文するのに迷っていたので次から次へと先を越され、いっこうに食にありつけなかったけれど、今ではもう大丈夫。おつりがくるくらい?!たくましくなった気がする。(んん?これ以上たくましくならないでくれ~!とどこからともなく聞こえてくるような気がする・・・。気のせい?!)
プラスチックの器に入っているのはバナナのつぼみ、もやし、キャベツ。器の底にたっぷり入っている。 |
右上はココナツ味の濃厚な麺。器の底にはバナナの蕾の細切り、もやし、キャベツのせん切りが生でたっぷりはいっているので、かき混ぜて食べる。シャキシャキとした食感がとても新鮮だ。
左上はしょうゆベースの麺。具は牛肉の半生と内臓。ココナツ麺もそうだけど、食べきれないほどの野菜が豪快についてきて、いつもながら驚かされる。さすがにラオス人も残している。やっぱりミントやバジルはそんなに食べられないよね・・・。ちょっとほっとする瞬間だ。
これも屋台の定番朝食メニュー「おかゆ」
麺のほかに、朝ごはんの定番として鶏肉と豚骨でコトコトダシをとったお粥も捨てがたい。すりおろしたしょうが、唐辛子ペースト、ナンプラーを好みで入れて、ライムをギュッとしぼってもやしを投入。もやしはそのままポリポリ食べたりもする。「う~ん、やっぱり朝のお粥はいいね、癒される!」
なんて食べたときはいつも言っているけれど、(本当にそう思うんですけどね)、いろいろなものを食べたい欲張りな私は、いつも翌朝には違うものを食べている・・・。
このほかにもラオスの屋台にはまだたくさん魅力的なものがある。フランスパンサンド、デザート、飲み物、私が毎晩ビールのおつまみを買いに行った惣菜店。ラオスのパワフルな屋台料理はまだまだ続く!
<世界の食紀行>~ラオス編~ vol.1ラオスの食を求めて
<世界の食紀行>~ラオス編~ vol.3ラオスの食スポット
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.1最近のメキシコ・シティ
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.2サンミゲル・デ・アジェンデ
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.3メキシコの珍料理
<世界の食紀行>~メキシコ編~ vol.4メキシコの庶民の味【1】
<世界の食紀行>~ ネパール編 ~
<世界の食紀行>~ ベトナム編 ~
<世界の食紀行>~ トルコ編 ~