素材の味を活かしきった料理達
・魚料理
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鯛のパイ包み ブールブランソース グリーンサラダ添え |
魚料理は鯛のパイ包みです。パイ(ライスペーパー)の中には銀杏、椎茸が入っており、多重感ある味わいだけではなく、それぞれの食感も愉しめる一皿。ブールブランソースがとてもクリアな味わいで、あっさりした鯛を抜群に引き立てているのが印象的。パイ部分と中身の一体感、魚の鮮度と質の高さ、野菜もたっぷり、と申し分のないクオリティの高さでした。
・お口直しのグラニテ
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梅ワインのグラニテ |
お口直しのグラニテは「梅のワイン」を使った一品で、酸味とほのかな発酵香がスーっと甘酸っぱい余韻を残します。グラニテというよりもカクテル(ダイキリ)のような大人の味わいです。
・肉料理
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ロッシーニ風フィレ肉ステーキ |
肉のメイン料理はステーキかフォアグラ、またはロッシーニを選べるのですが、今回はステーキとフォアグラの両方を楽しめるロッシーニ風フィレ肉ステーキをセレクト。もちろん、追加料金なしです。弾力のあるフィレステーキと、ぽってりと焼かれた厚いフォアグラの饗宴を満喫できる一皿で、食べ応えも抜群。赤ワインを誘います。
・デザート(アヴァンデセール)
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葡萄のシャーベット |
まずはデザートの前に、お口直し的なデザートとして、葡萄のシャーベットと柿を焼き菓子の上に乗せたものが登場。秋のフルーツである柿と葡萄を惜しげもなく使った一品です。
・デザート
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「チーズのムース」「梨のタルト」「モンブラン」 |
二皿目のデザートは「チーズのムース」「梨のタルト」「モンブラン」の三種盛り。秋だけにモンブランは様々なレストランで出されますが、今秋に食べてきた中では、このモンブランが特にピカイチの一品。クリームの滑らかさ、栗の香味、甘味加減、多層構造など、どれをとっても最優秀賞ものです! こんなに小さいプチガトーなのに、これだけ精巧に作られているなんて、かなりの美味しい驚きがありました。もちろん他のデザートも優れていましたし、このお店のパティシエさんはホント素晴らしいセンスをお持ちの方だと思います。
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煎茶は一保堂のものを使われています。 |
そして、最後の飲み物は、なんと「煎茶」まで揃っていて、これまた驚きです。今まで考えもしませんでしたが、コーヒーや紅茶があるのですから、煎茶という選択肢があっても不思議ではありません。ビターなお茶なれば洋菓子にも合わせられますから、いずれは日本のレストランでも、コーヒーや紅茶以外にも、「煎茶」が選べる時代になるかもしれませんね。
大切な方と寛いだ一時を
京都らしい路地奥にある黄色い洋館の一軒家レストラン。自宅に招待されているような温かみのあるおもてなしと、素材を活かした繊細で優しい料理の数々で、ゆっくりほっこりとした時間を過ごせることでしょう。
注) 2016年現在、レストラン「ナガタケ」は移転されています。当記事は移転前の過去記事となります。
新店舗情報はこちらとなります。
<DATA>
・店名: レストラン Nagatake(ナガタケ)
・所在地:京都市中京区間之町御池下ル木之下町274-12 カームネス御池1F
・TEL:075-744-0155
・営業時間:11:30~12:30(LO)、18:00~19:30(LO)
・定休日:水曜日・第二木曜日、第四日曜日。