直美さんたちが引き継ぐもの

旅行中のおじいさんとおばあさんのスナップ。バックは「飛騨の里」の合掌造り
おじいさんとおばあさんがたどった歴史に思いを馳せながら、スコットさんたちの旅行中に、私はふとこんなことを思いました。

「スコットさんと直美さんに子供ができたら、きっと英語も日本語も話せるように育てるだろう。おじいさんが息子に教えたくても教えられなかった日本語……。孫のスコットさんは、もしかしたらお父さんに遠慮して、日本語を話さなかったのかもしれない。

でも、彼が日本を大好きなことは、まわりの誰もが知っている(直美さんいわく、『アメリカに帰ることを話すと彼はすぐ涙目になる』)。それは、おじいさんが伝えたかったことが、ちゃんと二世代下のスコットさんに伝わっているということではないだろうか……。

スコットさんが日本の女性を生涯の伴侶に選び、日系五世となる子供たちに、臆することなく日本語や日本の文化を伝えられるということは、おじいさんの願いが、何代も経た後にやっとかなう日が来たということなのではないだろうか……」

それを実現していくのが、スコットさんと直美さんなんだなぁ…と思うと、また胸が熱くなりました。

今度は直美さんが、おじいさんのレシピで梅干しづくりにトライする日が、そう遠くない将来にくるかもしれません。

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もうすぐホリデーシーズン。お2人にとっては、結婚して初めてのサンクスギビングとクリスマス、そしてお正月が待っています。

アメリカの人たちにとって大切な行事のサンクスギビング・デー(感謝祭)には、こんなにスゴイことをしてしまいました。それは、第18話 「スコットさんちのサンクスギビング」で!


今までの体験談シリーズ:
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.1>「インド人の夫の誠実さに感動」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.2>「大雑把さと素直さが彼女の魅力」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.3>「ワーホリと大雪がご縁を呼んだ?」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.4>「親戚の猛反対を乗り越えて」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.5>「不思議と気が合った韓国出身の彼」
<私たちの国際結婚シリーズ Vol.6>「ベトナムを描き続け居場所見つけた国際結婚」

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