実在の20代国際カップルに密着取材させていただいているリアルレポート、第17話です。
今までのお話は
第1話 「運命? 偶然? 初めての逆ナンパの出会い」
第2話 「交際発覚! きっかけは姪っ子のおしゃべり」
第3話 「家族に会うことが決意の決め手に!」
第4話 「オメデタ! そして桜の下でプロポーズ!」
第5話 「結婚手続き、スムーズに進めるコツ」
第6話 「流産の宣告に2人で泣き続けた日」
第7話 「婚姻届、無事提出! でも姓が違う表記に?」
第8話 「日本の様式にこだわった結婚式。準備着々」
第9話 「マリッジブルー? 結婚したらイライラが…」
第10話 「外国人から見た日本の結婚式。ここが不思議」
第11話 「結婚式までのカウントダウン・ブログ [1] 」
第12話 「挙式前日までのカウントダウン・ブログ[2] 」
第13話 「理想通りにできた感動のバイリンガル結婚式」
第14話 「挙式ウラ話-「花嫁の手紙」は白紙だった!?」
をご覧ください。
おじいさんの日本語の先生
次の目的地は大阪です |
第15話 「夫のルーツをたどる旅 [1] …日系一世の悲話」、第16話 「ルーツをたどる旅 [2] …届かなかった手紙」を読んでいただければ分かるように、スコットさんのおじいさんはアメリカで生まれた日系二世です。ご両親は、家庭内ではもちろん日本語で話していたでしょうから、おじいさんも日本語が話せます。それでも、もっときちんと母国語を勉強させたかったのでしょうね。小さい頃住んでいたロサンゼルスには日本のお寺があり、おじいさんはそこの日本語教室に通っていたそうです。
「三木元首相がおじいさんの日本語の先生だったそうなんです」という直美さんの言葉にビックリ! 調べてみたら、三木武夫元首相(内閣総理大臣就任は1974~76年)には、たしかに第二次大戦前、南カリフォルニア大学に留学していた時期がありました。その時にアルバイトとして日本語の先生をしていたとしてもおかしくありません。
こうした勉強の成果で、おじいさんは日英両語が堪能でした。そのために戦後、進駐軍の通訳となり、日本に滞在する機会があったそうです。約60年前、来日したことがあるというのはそのことなのです。
西宮では古い知人との再会が……