夫の祖母が他界

離れて住んでいる自分の家族、あるいはパートナーの家族との永遠の別れは、誰の身にもいつか必ず起こることです
2006年、夫の祖母が他界しました。享年89歳でした。私のことをとても気に入ってくれ、スイスでの結婚お披露目会の記念写真では、椅子に腰掛け、隣に立つ私の手を握ってくれた祖母でした。もう2年ほど入院しており、ある意味覚悟はできていたのですが、それでも近い親族が亡くなったというショックは計り知れません。

そして、すぐにでも駆けつけたいという私たちの前に、国際結婚特有の問題が立ちはだかりました。そう、航空券を予約し、飛行機で飛んでいかなければならないということです。それから私たちのあわただしい出発準備が始まりました。

悲しいことですが、国際結婚したカップルの誰もがいずれは体験しなければならない問題。それが別の国に住んでいる家族の死です。私たちの体験が少しでもご参考になれば幸いです。

まずすることは航空券の確保

祖母が亡くなったという連絡を受けて、すぐにスイスに帰るスケジュールを考えました。とにかく一刻も早くチケットを取らなければならないと、いつも帰郷するときに利用している旅行会社に電話。こんなに急では格安航空券は取れないだろうと正規料金も覚悟していましたが、意外にも1人10万円程度で直行便があるとのこと。まずはほっと胸をなでおろしたのですが……。

仕事の都合などで帰国日が限られていたため、その直行便だと、どうしても帰りの便が取れないのです。そこで、日程を優先し、経由便でかまわないので、可能性のあるあらゆる航空会社とルートを探ってもらいました。

そして見つかったのが、スカンジナビア航空、コペンハーゲン経由チューリヒ行き。2カ国分の出入国税などが加算されるため、料金は直行便よりかなり高くなってしまいましたが、これはもう致し方ありません。ちなみに、緊急発券手数料は1枚につき3,000円(その旅行会社の場合)でした。

バタバタしましたが、チケットを入手できたときは、これでスイスに行けると、かなり安堵しました。

・緊急に航空券が必要になったら、とにかくただちに旅行会社に電話すること。観光シーズンでなければ、格安航空券がすぐに取れる場合もあります。 お子さんも連れていくなど、一緒に行く家族が多い場合はなおさら急いで。
・日頃から親しくしている旅行会社を作っておく。
・葬儀のための緊急帰国であることも告げる。
・航空会社によっては、家族の葬儀のためのフライトには「Bereavement Fare」という特別割引料金を設定しているところもあります。
・パスポートの有効期限はいつもチェックしておきましょう。
・緊急事態に備えて、帰国の航空券を買えるだけのお金は蓄えておく。