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“夫の妹”というビミョーな存在(2ページ目)

“夫の妹”というのは、妻にとって実にビミョーな存在であります。単純に「1人妹が増えた~♪」とはいかないこともあるんですよね。そこにはジェラシーという感情が含まれている場合がありますから……

執筆者:シャウウェッカー 光代

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最初は心配だった義妹の存在


夫にも妹がいます。時々、記事にも登場しますよね。
夫とは2人だけの兄妹ですし、仲が良かったので、正直言って、結婚前は少し不安がありました。こっちが仲良くなりたいと思っていても、向こうに「お兄さんを取られてしまった」というような気持ちがあったらどうしよう?……なんてね。

だって、同年代の結婚している友人からは、大変そうな話ばかり聞かされていたのですから。みんな国際結婚ではありませんが、ご主人の家族と同居している友人は、お姑さんとはうまくやってるけど義妹のほうがタイヘンとか、別の友人は、まだ学生でカワイイとは思うけど何かにつけて対抗意識を燃やされているような感じがするとか、そうかと思えば、義妹とはいえ年上なのでどうもやりにくいという友人もいたり……。

そのうえ、映画やドラマでもいろいろ見るので、イメージ肥大のようになっていたところもあるかもしれません。

年月を経るごとにいい関係に


実際、会ってみると(まだ結婚前でしたが)、義妹は性格が穏やかでとてもいいコだったので、かなり安心しました。

ただ、私と彼女は、生き方が正反対なんですね。
私は大学を出て就職してフリーになって、思いがけなくず~っと働くことになってしまって、キャリアを積んでから結婚しました。
義妹は若くして結婚し母となり、そのため学業を中断しましたが、子供に手がかからなくなってから、資格を取るために学校に行き直し、今働いています。

家族となって最初の頃は、お互いの世界があまりに違うので、なかなか分からない部分があったと思います。どう接していいか、戸惑うような……。共通の話題も、ほとんど無かったですし。

でも、年月を経た今、私は仕事を続けながら家庭を持ち子育てをしていくことの大変さが分かるし、彼女も女性がフルタイムの仕事でキャリアを重ねていくことの大変さが分かってきたと思うのです。

なので、最近は、以前よりお互いを理解できるようになったと感じています。より近い存在になったようにも感じますね。よく話すし、冗談も言い合いますよ。帰省シーズンが近づくと、再会が楽しみですし……。

先に挙げた友人たちも、きっと年月がたつと義理の妹さんとの関係がビミョーに変わってくるのではないでしょうか?
縁があって姉妹になったのですから、最初からうまくいかなくても、気長に時を待ってみるのも一つの方法かもしれませんね。


【関連ガイド記事】
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