国際結婚/国際結婚アーカイブ

語学は劣るがクチは達者 [Communication5]

我が家のコミュニケーションの実態も振り返ってみました。夫はスイス人で、結婚当初はどちらの母国でもないカナダに在住。当時と今の夫婦間コミュニケーションの変化は……?

執筆者:シャウウェッカー 光代

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シリーズでお送りしている、国際結婚カップルのコミュニケーション・ギャップについての記事。バックナンバーは下記のページでご覧になれます。

  第1回 話す文化、黙る文化 [Communication1]
  第2回 
“Let’s talk”アレルギー [Communication2]
  第3回 
異文化体験をシェアしよう [Communication3]
  第4回 結論を言うのは後? 先? [Communication4]

第5回は、我が家のコミュニケーションに関するエピソードです。

無口な夫と論理的な妻?

カナダに住んでいた頃のスナップ写真。カナディアン・ロッキーのモレーン・レイクにて
今まで人様のことばかり書いてきましたが、我が家の場合はどうかというと……

うちは夫がスイス人で妻が日本人というカップル。結婚当初はどちらの母国でもないカナダに住んでいました。夫の母語(スイスは公用語が4つあります)はスイス・ジャーマン。私はもちろん日本語だから、最初の頃、2人の会話は、共通語である英語でした。

その後、彼が日本語を本格的に勉強し始め、めきめき上達。家でも日本語で話したがるので、カナダに住んではいたものの、数年後には会話の7~8割は日本語になっていました。

スイス人の気質には日本人とひじょうに近いものを感じていたので、当時周囲にたくさんいた日本人&カナダ人カップルほどのカルチャーギャップは感じていなかったと思います。おまけに彼は無口なので、“Let's talk.”(→
“Let's talk”アレルギー [Communication2])と言われたことはほとんどありません。

逆に私のほうが、何でもよく話していました。かつてヨガの恩師から「考えていることは言葉にしなければどんな相手にも伝わらない」ということを常に教えられており、この師のもとでは、自分の考えや心情をなるべく正確に言語化する訓練をいつもしていたからです。
そのうえ仕事が編集者&ライターですから、言葉で表現するということにかけては相当身長けていたと思います。

ただ日本では、その言葉を実際に口に出す時は、相手の様子を見たり周囲の空気を読むなど、いろいろ気を使わなければなりません。その点、カナダは“思っていることは言ってもいい”文化だったので、私にとっては率直に言えることがむしろラクでした。

そんな訳で、我が家では「話す文化、黙る文化 [Communication1]」で書いたような問題は、それほど起こりませんでした。もちろん口ゲンカはしましたけど、英語力は彼のほうが上なのに、たいてい私のほうが勝ってしまうのです。
それは……


口ゲンカで勝てる、そのわけは……


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