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記事例:「なんで結婚しないの?」に答え続けるのにもう疲れました

シリーズでお送りしている、国際結婚カップルのコミュニケーション・ギャップについての記事です。バックナンバーは下記のページでどうぞ。

  第1回 話す文化、黙る文化 [Communication1]
  第2回 “Let’s talk”アレルギー [Communication2]
  第3回 異文化体験をシェアしよう [Communication3]

第4回は、結論の言い方の違いに関するお話です。

「論法の違い」とは

「違い」は当たり前。それをお互い理解して、歩み寄っていくことが大切です

今まで3回にわたってさまざまなコミュニケーションの問題を取り上げてきましたが、日本と欧米の「論法の違い」という問題も、カップルの心の間に小さなミゾが生じる原因となり得るかもしれません。そう考えるきっかけとなった出来事をご紹介します。

[Communication1~3]では、主にそれぞれの文化の「表現の仕方の違い」について焦点をあててきましたが、この「論法の違い」とは、早い話が、結論の言い方の順序の違いです。学校で教わりましたよね。英語では結論をいちばん先に述べ、後からそれを説明していく。日本語では、こうでこうでこうだからという説明の積み重ねがあって、いちばん最後に結論がくる。

これは書き方だけでなく、話し方にも反映されています。よく「日本人はなかなか結論を言わない」と評されるのがそのいい例。となると、欧米人は結論から先に言うのでしょうか……?

カナダに行くまではあまり意識したことはなかったですが、やはりそうだと思います。少なくともYes/Noは、非常にハッキリ、しかも最初に言われることが多いように感じました。

この「最初にハッキリ結論を言われる」ことにあまり慣れていない我々日本人は、言われただけでグサッときてしまうこともあるのですね。
私自身がそれを感じた出来事とは、こうでした……。

いきなり「Noです」


カナダに住んでいた時のこと。ウェブサイトの仕事のため、私は、リンクさせていただくサイトのオーナーさんたちに許可をいただくお願いメールを送っていました。その中に、別の都市に住んでいる日本人で、私もお会いしたことがある方がいて、その方からお返事をいただきました。

彼の書き出しはこうでした。
(リンクのお願いに対して)「これは非常に微妙なところです」
そうか、どんなふうに微妙なんだろう?、どんな事情があるんだろう?…と思っていたら、次の行がいきなり
「結論から言うとNoです」
だったのです。

正直言って、読んだ時は“グサッ”ときました。冷たく突き放されたように感じられたのです。
その人はあとで事情説明を長々と書いてくれ、私も納得はしましたが、最初のショックはあまり薄らぎませんでした。

その方は若い頃カナダに来て、もう30年近くこちらにいる人なので、言い方・表現の仕方・論法は、もうカナダスタイルになっていたのでしょう。つまり、結論から先に言うのは、彼にとってはごくごく自然のことだったのです。

ところが私は、カナダに住んでいたとはいえ、純日本的思考から抜けきっていない日本人。しかも、相手も日本人だったので、「これは微妙なところ…」と切り出されたら、この後なにか説明がきて、徐々にYesかNoかを匂わせつつ(←日本的コミュニケーションではこれが大事)結論を持ってくるだろうと、暗黙のうちに期待してしまっていたのだろうと思います。

それが、いきなりスパーンと結論に行かれてしまった……。しかも「No」だった……。だからグサッときちゃったのですね。


夫婦間に置き換えると……