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結論を言うのは後? 先? [Communication4](2ページ目)

学校で教わりましたよね。英語では結論を先に述べ、日本語では最後に結論がくる、と。そんな「論法の違い」が、国際カップル間にも微妙な心のミゾを生じることもあります。たとえば……

執筆者:シャウウェッカー 光代

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小さな「グサッ」の積み重ね

小さな積み重ねでも、次第に憂鬱に……

こういうショック体験は、別に初めてではありませんでした。もちろんカナダに住んでからは何度も経験しています。しかし、相手が日本人だと、どうも日本にいるのと同じ感覚で接してしまうのですね。

そこでハタと気がつきました。
夫に結論から先に言われる「論法の違い」で、こんなふうに傷ついたりしている日本人の妻もいるんじゃないだろうか……。

「傷つく」といっても、小さく「グサッ」という感じの傷なのですが、それでも回が重なれば痛みは深くなります。たとえば、夫が反対意見を言う時、いつも「No」を 先に言われていたら、その後いくら理由をやさしく説明されても、1度へこんだものはなかなか立ち直れないものです。前ページの私のように……。

そんな小さな傷、小さなガマンが、妻の心に日々蓄積されているとしたら……。夫はもちろん気づいていません。彼にとっては、Yes/Noを先に言うのは当り前だから。
これも「論法の違い」によるコミュニケーションの小さなすれ違いと言えるのではないでしょうか。

ひどくなるとウツ状態に


このような状態が続いた結果、痛ましい事態になってしまった例も、いくつか耳にしています。いずれも日本人妻の話で、小さなストレスの積み重ねから、ついに心のバランスを崩し、暴れ出したり、ウツ状態になってしまったというケースです。この“心の問題”に対して、海外ではまだ日本語での充分な受け皿が整っていない所のほうが多いのです。

このように考えてくると、結論を後から言う日本人の論法は、いきなりショックを与えないために、徐々に徐々に結論を匂わせ、相手の心構えができたところでYesかNoを言うという方法なのではないかという気がしてきます。

私個人は、短気のせいか、まどろっこしい説明をされるよりも、結論から言われるほうがありがたい場合もありますが、あのグサッ体験を考えると、要は「言い方」なのだろうなと思います。もうちょっとやんわり言ってくれたら……とか、やっぱり思いますものね。

実は、英語にもそのような表現はちゃんとあるのだと、以前読んだことがあります。何かをすすめられて断る時に、いきなり“No, thank you.”と言ってしまうのは、とてもキツイ印象を与えるのだとか……。どういう言い方が適するのかは英語関連のガイドサイトを見ていただくとして、海外在住のカップルでしたら、パートナーにそのような表現を教えてもらっておくといいですね。

また「自分はいきなり“No”と言われると拒絶されているみたいで傷つくから、なにか別の言い方にしてほしい」ということも、パートナーにお願いしておくといいかもしれません。そういう細かな心情を相手に分かっていてもらうというのは、国際カップルの結婚生活においては、とても大切なことなのですから。


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