東京都心の予想満開日は4月2日

お花見に先立ち気になるのが、桜の開花情報です。日本気象協会が2017年3月15日に発表した第4回桜(ソメイヨシノほか)の開花予想によると、九州から東海、北陸地方では平年並みか遅いところがあり、関東甲地方から北海道まではほぼ平年並みという見込みです。

桜前線は3月22日に福岡市を出発し、日本列島を北上する見込み。東京都心の予想開花日は3月23日ですが、予想満開日は4月2日となっているので注意してください。仙台は4月中旬、北海道ではゴールデンウィーク頃がお花見シーズンです。
 

桜

今年の開花はおおむね平年並みか早め


予想開花日を具体的にみていくと、最も早いのが福岡市の3月22日頃で、宇和島市、東京都心、横浜市が23日頃、熊本市、松山市、高知市、宿毛市、さいたま市が25日と続きます。大阪は29日、京都は30日、宇都宮は31日の見込みです。

北陸・東北地方は4月に入り、金沢は4月4日頃、福島・仙台は9日頃、盛岡は19日頃の見込み。北海道は函館が5月1日頃、札幌は5月4日頃と予想されており、最も遅いのが根室の5月19日です。(以上、日本気象協会 第4回桜の開花予想より)

なお、ソメイヨシノが咲かない奄美・沖縄地方ではすでにヒカンザクラが開花しており、那覇は1月14日、宮古島は1月30日に開花となりました。 (気象庁 2017年のさくらの開花状況より)

 ※開花・満開予想日は、記事を更新した3月3日時点の発表内容です
 

桜の開花情報

見ごろはいつ?undefinedお目当ての桜の様子が気になりますね

見ごろはいつ? お目当ての桜の様子が気になりますね

桜の開花状況は刻々と変化していきます。気象庁は2010年から桜の開花予想を取りやめていますが(開花の観測は継続)、いくつかの民間企業が独自に予想を出しています。主要3社はこちらです。

●財団法人日本気象協会 …… 「桜開花予想
2月3日(第1回)から4月下旬まで、毎週水曜日の14時頃に発表。気象庁の標本木や自治体、公園などの観測データを重視し、気象学的見地に基づいて予想している。2月は全国48地点の開花傾向予想、3月以降は約90地点の開花日と満開日を発表。

●株式会社ウェザーマップ …… 「さくら開花予想
1月22日(第1回)開始で、3月3日以降は実況が毎日更新され、予想が毎週月・木曜日に更新される。予想対象は気象庁の標本木で、奄美・沖縄地方を除いた53地点の予想を発表。各地点で1万通りのシミュレーションをした推定式で開花・満開予想日を算出している。

●株式会社ウェザーニューズ …… 「さくらCh.」
3月1日に第1回桜開花予想が発表され、スマートフォン、携帯、インターネットサイトで最新の開花情報を随時更新。予想対象は全国のお花見名所700ヵ 所。開花傾向は、統計データ、気象データ、取材データ、サポーターのリポートをもとに分析している。お花見情報をみんなで作っていく「さくらプロジェクト」もある。
 

「桜前線」とは

まさに天気の前線図のような桜前線。(資料提供:気象庁)
桜前線は日本各地の桜の開花日を線で結んだもので、天気図の前線のような線になることから「桜前線」と呼ばれるようになりました。

よく「桜前線が北上」というフレーズを使いますが、これは、日本列島を南から北へと桜の開花が進んでいくからです。

例年1月中に沖縄・奄美地方でヒカンザクラが開花し、3月後半に西日本と東日本の太平洋側でソメイヨシノが開花して、4月の初めごろ満開となります。その後、桜前線は北上していき、4月末には東北地方北部でも開花。5月に入って北海道でもソメイヨシノやエゾヤマザクラ、チシマザクラなどが開花し、5月下旬に北海道東部でも開花して、桜前線も終わりとなります。


桜の開花日、満開日とは

もうじき咲きそうですね♪
ところで、どのぐらい咲いたら開花・満開というのでしょう? 気象庁の場合、担当者が標本木を観察し、次のような基準で判断しています。

【 開花日 】 5~6輪以上の花が咲いた日
【 満開日 】 8割以上のつぼみが開いた日

日本気象協会は気象庁に準じていますが、民間では独自の基準で判断する場合もあります。たとえば、株式会社ウェザーニューズの開花日の定義は『その木に1輪以上の桜が初めて咲いた日』です。


桜の生長を観測するわけ

なぜソメイヨシノが標本木なのか? その理由は⇒こちら
桜の開花は、環境の変化を知ることにもつながっています。気象庁では「民間の気象事業者が、気象庁と同等の精度を持った開花予想を行っているため」、1955年から続けてきた桜の開花予想を2010年から取りやめましたが、開花の観測は続行されています。

なぜなら、毎年同じ標本木を観測することで、季節の遅れ進みや生物に及ぼす気候の影響を把握することができるからです。

観測対象の標本木は全国各地約100ヶ所の気象台や測定所の構内にありますが、構内に標本木がないときは、付近のものを標本木に指定しています。たとえば、東京は靖国神社内に、京都は京都地方気象台正門近くに標本木の桜があります。

また、基本的にはソメイヨシノが標本木となりますが、ソメイヨシノが咲かない沖縄・奄美地方ではヒカンザクラ、北海道の北東部ではエゾヤマザクラチシマザクラを観測します。

では、なぜソメイヨシノなのでしょう? その理由は「お花見がもっと楽しくなる桜の基礎知識」をご覧ください。

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