なぜ日本では女性から男性にチョコを贈るの?
日本では、バレンタインといえばチョコレート! |
●1936年…神戸モロゾフ洋菓子店がバレンタインチョコレートの広告を出した。
このときは男女双方に向けての宣伝であり、その後も恋人に贈り物をする日としてデパートが宣伝をしましたが、定着しませんでした。
●1958年…メリーチョコレートが新宿の伊勢丹デパートでバレンタイン・キャンペーンを開催し、女性から男性へチョコレートを贈ることを提案した。
なぜ女性から男性へなのか?それは主な買い物客が女性であることや、その頃の日本はアメリカのウーマン・リブ運動の影響を受け、女性が恋愛の主導権を握ろうというムードがあったから。時代を読んだ斬新な提案だったのです。
●1970年代…日本チョコレート・ココア協会が2月14日を「チョコレートの日」に制定し、流通業界も大々的にバレンタインデーのチョコレート商戦に力を入れた。
やがて70年代後半にはバレンタインデーが定着しはじめ、その後は本命チョコ、義理チョコ、ファミチョコ、友チョコ、ご褒美チョコなどの幅広いニーズに応えながら、現在に至っています。
愛する人に“愛しています”と伝える日
心を伝える手段はさまざま。欧米ではバレンタイン・カードを添えます。 |
また、近年は愛情の対象が広範囲になり、バレンタインデーの裾野が広がっています。これからは、男性から女性へという動きが加わるかもしれません。(最近「逆チョコ」などと呼ばれ注目されています…)
バレンタインデーは、愛する人に“愛しています”と伝える日。その気持ちをどう表現するかはあなた次第ですし、恋人とは限りません。そんなこと、いちいち伝えなくてもわかるはず……なんていうのは野暮なこと。大切な人にその気持ちを素直に伝えることが、素敵なエッセンスになると思います。
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