
今年の冬至はいつでしょう? 2026年は12月22日です。
冬至といえば、かぼちゃとゆず湯! 柚子を入れたお風呂に入るのは風邪をひかないため、かぼちゃが冬至の日の食べ物なのは運盛りの語呂合せ……とはよく知られる由来ですが、本当にそれだけなのでしょうか? いえいえ、冬至にはもっと深い理由があります。しかも、冬至はとてもハッピーな風習なのでした。
<目次>
冬至とは? 冬至の日は日照時間が最も短くなる
冬至は二十四節気のひとつ。二十四節気は季節の移り変わりを知るためのもので、約15日間ごとに24に分けられています。二十四節気は約15日間の期間ですが、かぼちゃやゆず湯などの行事を行う冬至の日は、冬至に入る日をさしています。
冬至の日はいつかというと、固定ではなく毎年変動し、12月21日頃にあたります。二十四節気は1年を太陽の動きに合わせて24等分して決められるので、1日程度前後することがあるからです。

【冬至はいつ?年別日付】
- 2026年12月22日
- 2027年12月22日
- 2028年12月21日
- 2029年12月21日
- 2030年12月22日
- 2031年12月22日
- 2032年12月21日
- 2033年12月21日
- 2034年12月22日

また冬至とは、北半球において太陽の位置が1年で最も低くなり、日照時間が最も短くなる日。冬至の日の日照時間を、太陽の位置が1年で最も高くなる夏至(同様に6月21日頃)と比べると、北海道の根室で約6時間半、東京で約4時間40分もの差があります。
太陽が生まれ変わる冬至の日を境に運が向いてくる「一陽来復」って?

冬至は1年で最も日が短いということは、翌日から日が長くなっていくということ。そこで、冬至を太陽が生まれ変わる日ととらえ、古くから世界各地で冬至の祝祭が盛大に行われていました。太陰太陽暦(いわゆる旧暦)では冬至が暦を計算する上での起点です。
中国や日本では、冬至は太陽の力が一番弱まった日であり、この日を境に再び力が甦ってくることから、陰が極まり再び陽にかえる日という意の「一陽来復(いちようらいふく)」といって、冬至を境に運が向いてくるとしています。つまり、みんなが上昇運に転じる日なのです!
冬至は英語で何という?
冬至とは北半球において太陽の位置が1年で最も低くなる日(=1年で最も日が短い日)なので、日本以外でも当然あります。
冬至は英語で「the winter solstice」といいます。「Solstice」は至、至点という意味なので、「the winter solstice」はまさに冬至です。また、冬の中間点という意味で「midwinter」とも言います。もし「the winter solstice」「midwinter」がわからなかったら、「the shortest day of the year」(1年で最も日が短い日)でも、冬至だということを伝えることができます。
なお、南半球においては夏至なので、「the summer solstice」、「midsummer」、「the longest day of the year」になります。
豆知識!冬至はクリスマスのルーツ!?
クリスマスは、太陽の復活を祝う古代ヨーロッパの祝祭とキリストの生誕が結びついたもので、その年の冬至が12月25日だったため、諸説あったキリストの降臨日が12月25日になったといわれています。
冬至の食べ物は「ん」がつくもので運盛り
かぼちゃは別名「南瓜(なんきん)」で「ん」がつく
冬至の日の食べ物には、よく知られるかぼちゃの他、「冬至粥」や、地方によって小豆とかぼちゃを煮た「いとこ煮」を食べるところなどもあります。

冬至には「ん」のつくものを食べると「運」が呼びこめるといわれています。にんじん、だいこん、れんこん、うどん、ぎんなん、きんかん……など「ん」のつくものを運盛り(うんもり) といい、縁起をかついでいたのです。運盛りは縁起かつぎだけでなく、栄養をつけて寒い冬を乗りきるための知恵でもあり、土用の丑の日に「う」のつくものを食べて夏を乗りきるのに似ています。
また、「いろはにほへと」が「ん」で終わることから、「ん」には一陽来復の願いが込められているのです。
「冬至の七種(ななくさ)」で運も倍増!
運盛りの食べものに「ん」が2つつけば「運」も倍増すると考え、それら7種を「冬至の七種(ななくさ)」と呼ぶことがあります。
【冬至の七種】
- なんきん:南京、かぼちゃのこと
- れんこん:蓮根
- にんじん:人参
- ぎんなん:銀杏
- きんかん:金柑
- かんてん:寒天
- うんどん:饂飩、うどんのこと
冬至の食べものといえば「かぼちゃ」の理由

かぼちゃは別名「なんきん」で運盛りのひとつですが、漢字では「南瓜」と書きます。前述のとおり、冬至は陰が極まり再び陽にかえる日なので、陰(北)から陽(南)へ向かうことを意味しており、冬至に最もふさわしい食べものになりました。
また、かぼちゃはビタミンAやカロチンが豊富なため、風邪や中風(脳血管疾患)予防に効果的です。本来かぼちゃの旬は夏ですが、長期保存が効くことから、冬に栄養をとるための賢人の知恵でもあるのです。
かぼちゃ以外の冬至の食べ物「冬至粥」って?
かぼちゃなどの運盛りのほかにも、冬至の日の食べ物には、小豆(あずき)を使った冬至粥があります。昔から小豆の赤は邪気を祓うと言われているので、冬至粥で邪気を祓い、翌日からの運気を呼び込もうというわけです。
冬至の食べ物「かぼちゃと小豆のいとこ煮」って?

冬至には小豆とかぼちゃを煮た「いとこ煮」を食べるという地方もあります。なお、本来「いとこ煮」とは、硬いものをおいおい(甥)めいめい(姪)炊き込んでいくことから、甥と姪で「いとこ煮」と名付けられた料理なので、小豆とかぼちゃ以外の場合もあります。
【かぼちゃと小豆の「いとこ煮」レシピ】
かぼちゃ400g、小豆100g、砂糖大さじ4、醤油小さじ2(4人分)
- 小豆を水煮しておく。
- 小豆とかぼちゃに水を加えて20分煮る。
- 砂糖と醤油を加えて味を整え5分煮る。
- 火を止め、しばらく置いて味を含ませれば出来上がり!
※甘いゆで小豆を使えばおやつになります。
冬至の食べ物にこんにゃく?
冬至にこんにゃくを食べる地方もありますが、これを「砂おろし」といい、こんにゃくを食べて体内にたまった砂を出すのです。昔の人は、こんにゃくを「胃のほうき」「腸の砂おろし」と呼び、大晦日や節分、大掃除のあとなどに食べていたことの名残りでしょう。
柚子風呂の日! なぜ冬至にゆず湯(柚子湯)に入るの?

また、冬至といえば柚子湯が欠かせません。どうせ単なる語呂合わせでしょ、なんて思っていたら大間違い。ゆず湯の由来とやり方について紹介します。
冬至の日、柚子湯に入ると風邪をひかずに冬を越せると言われています。
柚子(ゆず)=「融通」がきく、冬至=「湯治」。こうした語呂合せから、冬至の日にゆず湯に入ると思われていますが、もともとは運を呼びこむ前に厄払いするための禊(みそぎ)だと考えられています。昔は毎日入浴しませんから一陽来復のために身を清めるのも道理で、現代でも新年や大切な儀式に際して入浴する風習があります。冬が旬の柚子は香りも強く、強い香りのもとには邪気がおこらないという考えもありました。端午の節句の菖蒲湯も同様です。
また、柚子は実るまでに長い年月がかかるので、長年の苦労が実りますようにとの願いも込められています。
もちろん、ゆず湯(柚子湯)には血行を促進して冷え性を緩和したり、体を温めて風邪を予防したり、果皮に含まれるクエン酸やビタミンCによる美肌効果があります。さらに、芳香によるリラックス効果もありますから、元気に冬を越すためにも大いに役立ちます。
ゆず湯・柚子風呂のやり方

ゆず湯・柚子風呂のやり方も各家庭によって違いますので、いろいろな方法をご紹介します。柚子湯に入りながら「一陽来復」と唱えると、さらにハッピーになれるそうです。
●丸ごとお風呂へ……柚子1個や2個では香りを感じるほどにはなりませんので、たくさん入れたほうが良いでしょう。
●輪切りや半分にカットしてお風呂へ……柚子は香りもよく、成分も出やすい方法です。ただし、だんだんグシャグシャになってきて果肉や種がお湯に浮いてくるため、お掃除がちょっと大変かもしれません。
●柚子を輪切りや半分にカットし、袋に入れてからお風呂へ……ガーゼなどで袋を作り、中身が出ないようにします。柚子が見えないのが残念ですが、香りや成分も出やすくお掃除も楽。洗濯ネットでもOKです。
●このほかにもゆず湯には様々な方法があり、複合技にする場合もあります。
- 皮を何ヶ所か削いで、丸ごと入れる
- 浅く切り込みを入れてから、丸ごと入れる
- 皮だけしか入れない
- 液をしぼって入れる
- 半分に切って熱湯でよく蒸らしてから、お風呂へ入れる
※いずれも肌に刺激がありますのでご注意ください。特に肌がデリケートな方やお子様は気をつけてください。

>詳しくは「柚子風呂のやり方って?冬至にゆず湯に入る意味・入り方・効能」をご覧ください。
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