暮らしの歳時記/秋の行事・楽しみ方(9~11月)

お月見クイズ!十五夜の思い込みを5分で解消

秋はお月見のベストシーズン。そこで、十五夜についての簡単な常識クイズです。3問全部正解できますか? お月見会や学校・保育園・幼稚園の行事レターなどにも活用できます。

三浦 康子

執筆者:三浦 康子

暮らしの歳時記ガイド

お月見クイズで十五夜の思い込みを解消!

お月見クイズ 十五夜クイズ 9月クイズ

お月見・十五夜の常識をクイズ形式で学びましょう!

お月見のベストシーズンを迎える前に、簡単な3択クイズです。あなたは3問全部正解できますか? 案外ヘンな思い込みをしていることって多いもの。スッキリさせて十五夜を楽しみましょう。
 

お月見・十五夜クイズにチャレンジ!

■お月見・十五夜クイズ1……秋のお月見のことを「十五夜」といいますが、これはいつ?

A:「8月15日」 
B:「9月15日」 
C:「毎年違う」 
⇒ 答えはこちらです 

■お月見・十五夜クイズ 2……お月見行事の「十五夜」は満月ですか?

A:「当然満月です」 
B:「いいえ、満月ではありません」 
C:「毎年違う」
⇒ 答えはこちらです 

■お月見・十五夜クイズ 3……「チュウシュウノメイゲツ」を漢字で書くと?

A:「中秋の名月」
B:「注秋の名月」 
C:「仲秋の名月」 
⇒ 答えはこちらです 

 

お月見クイズ1の答え……十五夜の日付は毎年違う

お月見クイズ 十五夜クイズ 十五夜の日付は毎年違う

十五夜の日付は毎年違います。仕事帰りに眺めるだけでも癒されますね

■お月見・十五夜クイズ 1…… 秋のお月見のことを「十五夜」といいますが、これはいつ?

A:「8月15日」 ⇒× 
B:「9月15日」 ⇒× 
C:「毎年違う」 ⇒○ 

十五夜とは本来は満月のことですから、年に12回または13回めぐってきます。中でも旧暦の8月は1年の中で最も空が澄みわたり月が明るく美しいとされていたため、平安時代から観月の宴が開催され、江戸時代から収穫祭として広く親しまれるようになり、十五夜といえば旧暦の8月15日を指すようになりました。2024年の十五夜は9月17日です。

旧暦を新暦に置き換え、9月15日が十五夜だと思っている方も多いでしょう。しかし、月の満ち欠けを基準にしていた旧暦と、太陽の動きを基準にしている現在の暦にズレが生じるため、毎年9月中旬~10月上旬の間に旧暦の8月15日がやってきます。これだけ幅があると何かと大変なため、十五夜関連の行事を毎年9月15日に固定化している場合もありますが、正確には違います。

【十五夜の日付】
年   ………  十五夜(旧暦8/15) 
2024年  ………   9月17日
2025年  ………   10月6日
2026年  ………   9月25日
2027年  ………   9月15日
2028年  ………   10月3日
2029年  ………   9月22日
2030年  ………   9月12日
2031年  ………   10月1日
2032年  ………   9月19日
2033年  ………   9月9日
 

お月見クイズ2の答え……十五夜は満月とは限らない

お月見クイズ 十五夜クイズ 十五夜(中秋の名月)が満月とは限らない

十五夜(中秋の名月)が満月とは限りません

■お月見・十五夜クイズ2…… お月見行事の「十五夜」は満月ですか?

A:「当然満月です」 ⇒× 
B:「いいえ、満月ではありません」 ⇒×
C:「毎年違う」 ⇒○

十五夜(旧暦の8月15日)って満月だと思い込んでいませんか? 本当は1日または2日ずれることが多いのです。これは月と地球の公転軌道の関係で新月から満月までの日数が14日間(新月から14日後の十五夜は満月になります)から16日間(新月から16日後が満月なので2日ずれます)と日数に差があるため、十五夜が満月にあたる年のほうが稀なのです。2024年は十五夜の翌日に満月となります。

【十五夜の日付と満月】 
  年  ……… 十五夜(旧暦8/15) ……  満月
2024年  ………   9月17日   …… 9月18日
2025年  ………   10月6日   …… 10月7日
2026年  ………   9月25日   …… 9月27日
2027年  ………   9月15日   …… 9月16日
2028年  ………   10月3日   …… 10月4日
2029年  ………   9月22日   …… 9月23日
2030年  ………   9月12日   …… 9月12日
2031年  ………   10月1日   …… 10月1日

2032年  ………   9月19日   …… 9月19日
2033年  ………   9月9日    …… 9月8日
 

お月見クイズ3の答え……中秋と仲秋では意味が違います

お月見クイズ 十五夜クイズ 中秋

澄んだ秋空は月を眺めるのに最適です!

■お月見・十五夜クイズ3…… 「チュウシュウノメイゲツ」を漢字で書くと?
 
 

A:「中秋の名月」 ⇒○ 正解です!
B:「注秋の名月」 ⇒× 違います。
C:「仲秋の名月」 ⇒○ こちらも正解です!

「中秋の名月」も「仲秋の名月」も正解で、漢字によって意味が違います。

【仲秋の名月】
旧暦において秋とは7月・8月・9月をさし、さらに7月を初秋、8月を仲秋、9月を晩秋といいました。つまり仲秋とは8月の別称で、仲秋の名月=8月の名月という意味になります。

【中秋の名月】
秋のちょうど真ん中の日を中秋といい、8月15日が中秋にあたります。そのため、中秋の名月=8月15日の名月という意味になり、十五夜のときは中秋の名月と書く場合が多いです。


十五夜クイズ、いくつ正解されましたか? 一見簡単そうですが、思い込みが邪魔をしていることって多いもの。スッキリしたところで、お月見の関連記事もチェックしてくださいね!

 
「あれ?どう見たら月うさぎに見えるの?」「ところで、なんで月にうさぎがいるの?」⇒答えはこちらです。

「あれ?どう見たら月うさぎに見えるの?」「そもそも、どうして月でうさぎが餅をついているの?」
⇒答えはこちら

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