ウイスキーは蒸溜酒

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たまには、こんな粗野な注ぎ方で飲むのもいい。
ウイスキー入門編の第2弾。今回はウイスキーとは篇で、“ウイスキーってなんだろう”。
まずたくさんの酒があるが、大まかな分類をしてみよう。酒は製法上、醸造酒、蒸溜酒、混成酒に分類されるが、ウイスキーはどのグループに入るのか。
●醸造酒とは穀類や果実を原料に、発酵したもの。ビール、ワイン、清酒、紹興酒(黄酒)などがよく知られた醸造酒だ。
●蒸溜酒は発酵で生まれ酒をさらに蒸溜したもの。ウイスキーをはじめウオツカ、ジン、ラム、テキーラ、ブランデー、カルバドス、アラック、焼酎などが蒸溜酒。
● 混成酒は醸造酒や蒸溜酒に草根木皮や果実、香料、糖分などを混合、浸出し、別のタイプにしたもので再製酒とも呼ばれる。リキュール類をはじめ、シェリーやポートワインといった甘味果実酒などがあり、日本人にとっての身近な混成酒にはみりん、梅酒がある。

蒸溜した後、樽貯蔵する酒


さて蒸溜酒であるウイスキー。多くの国々でつくられているが、ウイスキーの定義はそれぞれの国によって異なる。原料、製法、熟成年数などの規定が各国ごとに定められている。ただ一般的には次のように定義づけられるだろう。
『穀類を原料に、糖化、発酵の後に蒸溜をおこない、木製の樽で貯蔵熟成させてできる酒』
ウイスキーの特性として重要な点は“木製の樽で貯蔵熟成”にある。よく知られた蒸溜酒にジン、ウオツカなどがあるが、これらは無色透明だ。ところがウイスキーは深い琥珀色をしている。それは蒸溜の後に樽に入れて長い年月をかけて熟成することによる。
独特の色調、輝きは時の積み重ねの中で気候風土の影響を受けながら育まれたものだ。それとともに熟成によって香りや味わいには華やかさ、まろやかさが生まれ、さらには深いコクを抱くまでになる。
芯がとても強く、タフな酒であるにもかかわらず、穏やかでしなやかな包容力を香味に抱いているのは、木製の樽による長期熟成によって誕生するからだ。
スピード、生産効率を求められる現代に、なんと気の長い、非効率と捉える方もいらっしゃるだろう。でもウイスキーに効率を求めてはいけない。ウイスキーは気の長さが魅力であり、だからこそ飲み手を優しく包み込む。
次は、ウイスキーが蒸溜酒で樽に貯蔵し、熟成させることがわかったが、じゃあ蒸溜ってなんだろう?を述べる。少しずつ前にすすもう。近々に記事にする。

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