父へのプレゼントは180ml、4本
左から『山崎10年』『山崎12年』『白州12年』『白州10』年。いずれも180ml |
そのバーは父親の行きつけの店だった。店の人や常連客から愛称で呼ばれ、家庭では見せることのない社交的な父の姿に彼女は驚いた。父親は『山崎12年』をボトルキープしていた。本来はボトルキープはでいきない店なのだが、父親は特別にキープを認められているようだった。家では『角瓶』ばかりの父が、外では『山崎12年』なんだ、とまた驚いたという。
その話から、私は今年は飲み比べてもらおうと思ったのだ。
180mlサイズのボトルがある。そこで山崎と白州の12年(いずれも¥1,638)、山崎と白州の10年(いずれも¥1,100)の4本をプレゼントすればというものだ。
女性にちょうどいいサイズ。ソーダで割ってもおいしい |
いつも飲んでいる『山崎12年』と『白州12年』の違い。まだ熟成年数の違いを飲み比べて愉しんでもらうのはどうだろうと考えたのだ。これには彼女もすぐ同意した。
4本でちょうど720ml。フルボトルを買うのと同じ量。そして山崎や白州の12年のフルボトルを買う値段より、ちょっとばかしお得なのだ。
180mlサイズは、女性におすすめ
同意した彼女だったがすぐこう言った。どうやら180mlに魅力を感じたらしい。「フルボトルってね、女の私には量が多すぎるのよね。180mlっていいな。3日ぐらいで空いちゃう気がする」と、なんだか自分のために買いそうな感じになった。お父さんにはプレゼントしないのか、と問う私に「ウーン、私が欲しい。今年の父の日は角瓶でいいような気がしてきた」と言うではないか。アリャリャである。
実は180mlサイズって、女性にいいなと思っていたのだ。だから男は読むな!シリーズとして書いたのだ。フルボトルの4分の1の量だから、手軽なんだよね。値段も1,000円台だしね。
ちょこっとウイスキーを飲みたいな、っていう時、可愛いボトルをサッと手にすればいいんだから。
前回の同シリーズ『22回 女性のためにバーの真の効用を教えよう』もご一読いただきたい。