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ウイスキー・ミーティング雑感 ウイスキーって愉しいんだぜ

サントリー山崎蒸溜所でおこなわれた第3回ウイスキー・ミーティングのセミナーでの雑感を報告する。非常に興味深いシングルモルトがテイスティングできたのだが、ちょっと気になる面もあった。

協力:サントリー
達磨 信

執筆者:達磨 信

ウイスキー&バーガイド

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遅くなったが、11月1日にサントリー山崎蒸溜所でおこなわれた第3回ウイスキー・ミーティングの内容を伝える。
“THE CASK of YAMAZAKI 第3弾”の発表を兼ねてのイベントだが、そのプレテイスティングとセミナーに出席させていただいた。
詳しくは山崎蒸溜所のサイト『山崎峡四季だより』をご覧になった方がよいので、ここは私の雑文にとどめておくことにする。

評論家のデイブ・ブルーム氏を招いておこなわれた特別セミナーはなかなか面白かった。彼とは一度、スコットランドのアイラ島で出会ったことがあるが、なかなかの男で、人間的にも親しみがもてる。
大先輩のマイケル・ジャクソン氏はもちろん尊敬されているのだが、ブルーム氏はスコティッシュということもあって、しかも顔もいいから、スコットランドでは随分と人気が高い。
私なんぞ、彼がどんな言葉で表現するのか愉しみで、香味に対して「よくもまあ、そこまで想いを巡らせるものだ」と感心ばかりしてしまう。だからつい肝心の自分のテイスティングを怠ってしまう。
センシティブじゃないこちらは、自分の好みかどうかを第一義にしてしまうので、時折ブルーム氏のような人の話を聞くと眠りから目覚めさせられることが多い。

ただブルーム氏も決してシングルモルト至上主義である訳ではない。
彼自身、「スタンダードのブレンデッドの良さをもっと見直さなければ」と、親しみやすいウイスキーとしてのブレンデッドの価値を語っている。

さてセミナーの方だが、第一部はブルーム氏と輿水精一チーフブレンダーがモルトの世界へと導いてくれた。
テイスティングのサンプルは山崎12年、白州1973、山崎1960の3タイプだった。
第二部はブルーム氏と三鍋昌春シニアブレンダーのセッションとなった。
テイスティングのサンプルはバルヴェニー12年、オーヘントッシャン31年、ボウモア1957のこちらも3品である。
先述の通り『山崎峡四季だより』にセミナーの模様、デイブ・ブルーム氏のコメントの詳細が載っているので省くが、ちょっとだけ説明を加えておく。
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