野菜作りは土作りから
畑に足を踏み入れると、まるで綿毛の上を歩いているような不思議な感覚が伝わってきました。自分の足跡を見てると5cmほどの深さ。これからは空気をたっぷり含んだ良質な土であることが伺えます。この土作りにはかなり長い時間をかけてゆっくり行なわれているといいます。
土を手に乗せてみると、はらはらと指の間をこぼれて行きました。匂いもほとんどありません。これはきちんと完熟されている証拠。微生物が全てを分解しきって、栄養をたっぷりふくむ土に出来上がっているのです。この土があるからこそ、とびきりの野菜が生まれ、さらに龍天門の料理に……。まさにここからあの野菜炒めは生まれたのです。
「さりげなく、何気なく」
陳料理長がいつも口にする言葉、それは「さりげなく、何気なく……」。私なりに解釈してみると、それは食材探しの苦労やこだわりを敢えて語らず、さらっと本当に旨いものを出す……ということでしょうか。極上の料理に舌鼓を打つお客を見て、してやったりと厨房の奥からほくそ笑む陳料理長の顔が目に浮かぶようです。
まだまだ奥深い魅力を持ったチャイニーズレストラン、龍天門。ランチスポット(首都圏)ではこれからも追いかけ続けて行きたいと思います。
【龍天門】【所在地】:東京都目黒区三田1-4-1恵比寿ガーデンプレイス内
【電話番号】:03-5423-7787
【アクセス】:JR恵比寿駅から徒歩5分
【地図】:
Yahoo!地図情報 【営業時間】:ランチ11:30~15:00(土・日・祝は16:30まで)
ディナー17:30~22:00
【関連情報】
□ウエスティン・龍天門 究極の裏メニュー!□女性のためのグルメ情報 河野優美さんの記事「食育にちなむ、超人シェフの野菜選び」
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