米の旨さを充分に味わうリゾット
次の皿は通常魚料理ですがこのコースではリゾットが登場します。フレンチなのにリゾット? と思いますが、ニースはイタリアにも近い土地。料理も相互の影響を受け合って生まれています。リゾットに使用されているのはイタリアから運んだカルナローリ米。写真ではちょっと分かりにくかもしれませんが、粒がかなり大きな米です。口に含んだときに、ムチムチと想像以上の存在感を発揮してくれます。しかも、煮ても米の輪郭はしっかり残ったまま。クリーミーな茄子が仔羊を包み込む
メインは6時間かけた仔羊 ピッツァヨーロ仕立てです。6時間かけて煮込んだ仔羊を米茄子にのせ、チーズとともに焼き上げたお料理。仔羊は凝縮した旨味を堪能でき、繊維は舌の上で自然にほどけるほど柔らかな仕上がり。トロリとした食感の茄子とも好相性です。茄子から染みだしたクリーミーなエキスが、仔羊を包み込みます。食後シェフにお話を伺いました。シェフが生まれ育ったのは、フィンランドでも北極に近い地域。大鹿や野ウサギを狩猟によって糧としていたそうです。その時々に手に入るものを使う。そしてその魅力を最大に引き出す。その理念が食べ手にもしっかり伝わってくる料理でした。
ヨウニ・トルマネン氏の料理が堪能できるのは、5月27日まで。
デザートのパンナコッタ | ミニャルディーズ |
【所在地】:〒150-0001
東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ・ポルト青山10F
【TEL】:03-5468-0881
【アクセス】:東京メトロ 表参道駅 より徒歩3分
【地図】:Yahoo!地図情報
ランチ 8,400円 (税・サ込)
ディナー15,750円 (税・サ込)
(料金には食前酒ならびにコーヒー又は紅茶も含まれます)
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