創業から半世紀の老舗のランチメニュー

天茂

天茂

今回紹介するのは、創業から約半世紀という天ぷらの老舗で、ランチタイムにいただける丼です。赤坂駅からほど近いビルの2階にある「天茂」へ足を運ぶと、まだ開店間もない11時半というのに席はほぼ満席でした。

揚げ場に立つのは、天ぷら職人さんにしては珍しく女性。キリリと和食の白衣を着こなした、凛とした雰囲気を持つ方です。父である先代の味を受け継ぎ、英語教師から転身したそう。さて、こちらの昼の名物となっているのが、「かき揚丼」(1300円)です。

継ぎ足し作られるタレの味わい

運ばれてくるなり、香ばしい匂いが鼻先に漂ってきました。こちらで使用するのは胡麻油と綿実油を独自にブレンドした揚げ油。天然ものの小海老と小柱を惜しげもなくたっぷりと使い、その水分を衣に閉じ込めるようにふっくらとした揚げ具合。鮮度も抜群で、口の中ではムチッ、プリッという心地良い食感が響きます。
かき揚丼undefined1300円

かき揚丼 1300円

その美味しさを、さらに引き立てるのが創業以来継ぎ足し作られているという丼ツユ。かき揚げにしっかりと染み込んだツユは、奥深い味わいと風味で、一朝一夕に出せる味ではないのを実感できるでしょう。胡麻油の風味とこの濃厚な味わいのツユが口の中で渾然一体に。決してあっさりとした味わいではありません。ともすると少々クドく感じてしまうかも。しかし、このクドさがやみつきになる美味しさなのです。

さて、次のページでは天丼をご紹介します。