押さえておくべき一軒

東京で、私の好きな中華料理、5本の指に入る店がある。それは神田須田町にある雲林(ユンリン)だ。詳しい味のことは後述するとして、とにかく使い勝手がいい。デイリーランチでは1000円前後の定食や麺類などが豊富に揃い、何よりどれも「街の中華料理店」の粋をはるかに飛び越える味なのだ。「醤油豚チャーシューと韮の香り炒飯」は湯気とともに立ち上るニラの香りに食欲をそそられ、口に広がるのはふっくら、パラパラと炒められた米粒の香ばしさ。ひき肉の旨味たっぷりの麻婆豆腐は麻(マー)と辣(ラー)がバランス良く舌を刺激してくれる。

2700円ランチコースの前菜
ランチの会合にも重宝する。店内はそれほど広くないながらも程よい重厚感と高級感があり、肩肘張らない居心地の良さ。竹格子で仕切られた席をランチコースと共に予約すれば、ビジネスシーンにも利用できる。

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