センスが光る中華料理　神田 雲林(2ページ目)

遊び心とセンスの料理

人と会食をする際、料理にちょっとした驚きも欲しいところ。それが会話を広げる糸口にもなるから。コースの２皿目に出てきた料理は「大正海老と旬野菜の香草ピリ辛パウダー掛け」。油通しされ、ぷりぷりとした食感の大正海老とズッキーニなどの野菜にたっぷりとかかっているのが、カリカリに炒められたパン粉だった。各種のスパイスや香草で味と香りをつけられたパウダーを海老や野菜にたっぷりつけて食べる。ピリ辛さとパンチのきいた香りが中華の枠を飛び越えてエスニック料理のような趣も。料理長の創造性とセンスを感じさせてくれた。

上写真の「伊達鶏の唐揚げ、ユーリンソースかけ」も面白い。中華料理では王道のメニューだが、ソースを花巻につけていただく。ちょうどフレンチのソースをバゲットでさらうように。

オーナーシェフの成毛さんは、有名店やホテルの厨房で研鑽をつみ、2006年にこの店を開いた。評判が評判を呼び、今ではランチ時は行列。夜は予約のとれない人気店に。ご実家は千葉で農業を営んでいるそうで、そこで作られた野菜や山菜を使って料理を作れるのがうれしいと語ってくれた。日常使いにもビジネスシーンの会合にも知っておくべき中華料理店であることは間違いない。

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【神田雲林ーyunrinー】

【所在地】：東京都千代田区神田須田町1-17 第2F＆Fロイヤルビル2F

【電話番号】：03-3252-3226

【アクセス】：東京メトロ淡路町駅A3出口から徒歩2分　

【地図】：Yahoo!地図情報

【営業時間】：ランチ　11:30～14:30
　 ディナー17:30～22:30

【定休日】：毎週日曜日

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