果汁あふれる「みかん大福」
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| 大福を水平に切ると きれいなみかんの切り口が 現れる。 |
半分にカットしたものを口に入れると、みかんの甘い果汁がジュワッ。何とも言えない爽快感が広がります。
「和菓子は５感で楽しむと言いますが、うちは何よりも『食べて美味しい』がキーワード。」と言う薦田さんの言葉どおり、インパクトのある見た目だけでなく、味の良さも人気の所以。求肥粉や羽二重粉など、粉質の異なる餅粉で作られたふくよかな餅生地にかぶりつくと、果汁が弾けるようにあふれ出す。みかんの瑞々しい甘さに白餡のまろやかな甘さがバランスよく重なります。
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| お取り寄せでは急速冷凍したものが届く。 半解凍の状態でカットすると きれいな断面になる。 |
丸ごと包んでいるにも関わらず、薄皮は口に残らず、大福の柔らかな食感を邪魔することはありません。聞けば全国の様々なみかんを試した中から大福に合うものを選び、季節ごとに異なる産地のものを取り寄せているとのこと。４月中旬の大分のハウス物にはじまり愛媛、長崎の西海、そして静岡へ。
みかん選びのポイントは皮が薄く糖度が高いこと。酸味の強い果物は時として餡と喧嘩をしがちなもの。甘味が勝ったみかんだからこそ、大福の味と馴染むようです。
地元で愛される味
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| 手焼きにこだわる 洋風瓦煎餅「九十九里煎餅」 『一宮八景』と漢詩が描かれる。 |
年配の方が「いつものあんころ餅」と注文している横で、少し尖がった感じの女の子が「いちご大福とあんずチーズ大福１コずつ」と注文していたりして、何ともほのぼのとした雰囲気。ふてくされた態度と和菓子を選ぶ姿がアンバランスで妙に可愛らしく、つい笑ってしまいました。同店が地元の老若男女に愛されている様子を見ていたら、手にしたお菓子への愛おしさが増すようでした。
＜店データ＞
■「御菓子司 角八本店」
（インターネット販売あり）
所在地：千葉県長生郡一宮町一宮3012
電話番号：0475-42-2068
営業時間： 7:00～18:00
定休日：木曜日
JR外房線上総一ノ宮駅より徒歩約５分
地図：御菓子司 角八本店
※「みかん大福」は数量限定で「そごう千葉店」地下1階「諸国銘菓」にて販売。
◇予算一例：
◎「みかん大福」
店頭；１個300円～
インターネット；３個入りギフト箱1,190円（クール代込、送料別）ほか
◎「いちご大福」１個210円～（11月下旬～３月頃まで）
◎「九十九里煎餅」１袋３枚入り105円ほか
◎「あんころ餅」８個入り525円ほか（取り寄せ不可）
（以上税込）
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