土地にちなんだ2種類のお菓子
心通う贈りものになるようにと、 手紙を意味する 「玉梓」と名付けた |
中には、兵庫県丹波市春日町産の丹波大納言のつやつやと瑞々しい餡。一見ありふれた最中にも見えますが、餡と皮とのバランスが絶妙。なかなか出会えない美味しさです。
素朴な風味の「黒糖」と、 和三盆糖で仕上げられた 「生姜」と「うめ(季節の香り)」 |
手を広げずに目の届く範囲で
「若竹水ようかん」 京都から届く竹は 色も香りも清々しい |
菓銘は牡丹の異称 「富貴草」 |
「自分の作った和菓子を食べた人が、そのお菓子に出会ったことに何らかの喜びを感じてくれることが何よりの幸せ」とのことです。むやみに手を広げないのも、今の規模を大切にして心を込めてできる範囲で作りたいという気持ちから。お菓子は作り手を反映するもの。丁寧に仕上げられた芝神明榮太樓のお菓子は、心温まる優しい味わいです。
<店データ>
■「芝神明榮太樓」
所在地:東京都港区芝大門1-4-14
TEL:03-3431-2211
営業時間:9:00~19:00(土~14:00)
定休日:日曜、祭日
JR浜松町駅北口より徒歩約4分ほか
地図:芝神明榮太樓
◇予算:
「江の嶋」1個88円~
「葵玉梓」1個200円~
「芝神明もち」1篭179円
「若竹 水ようかん」1本220円
「上生菓子」1個294円ほか
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