新しい認定制度「選・和菓子職」(全国和菓子協会主催)。和菓子業界が全国的に統一して和菓子作りの技術を公平に評価し、認定する初の制度です。洋菓子業界でパティシエが注目されるように、和菓子の作り手が注目される時代がやって来そうです。平成19年8月28日に第1回の認定者が決定しました!
◆(07年9月13日
認定者氏名を追記しました。)
(目次)
P1 新しい認定制度「選・和菓子職」とは?
P2
「第2次審査」の模様P3
第1回「選・和菓子職」認定者決定新しい認定制度「選・和菓子職」とは?
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「優秀和菓子職」認定者に授与 エンブレム付ユニフォーム |
お店は知られていても、美味しい和菓子の作り手の顔はなかなか表に出てこない和菓子業界。その流れが変わりつつあります。「選・和菓子職」により、作り手個人へ目が向けられようとしているのです。
和菓子職の技術と地位の向上、それにより伝統技術の継承を志す若者を増やすことなどを目的としている認定制度、「選・和菓子職」。「優秀和菓子職」と「青年優秀和菓子職」(満28歳未満)の2部門で、第1次(提出審査)、第2次(実技審査)審査を経て認定されます。
第2次審査へ
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第2次審査会場 東京製菓学校(東京都新宿区) |
「優秀和菓子職」部門では、和菓子製造に携わる応募者141名中48名が、「青年優秀和菓子職」部門では17名中6名が第1次、製品3種類(後者は2種類)の審査を通過し、第2次審査へ進みました。
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青年優秀和菓子職部門 製作中の様子 |
第1次通過者が臨む第2次審査の課題は、両部門とも共通で「煉切(ねりきり)」5種とオーブン焼菓子1種。各5個、計30個を製作します。