中国茶/おいしい中国茶の入れ方

クリームダウンのない冷茶を作る

暑い夏。美味しくて美しい冷茶を楽しみたいもの。でも、白濁してしまうこともあります。そんな失敗をしないためのコツを!

執筆者:平田 公一

クリームダウンってなに?



美味しく綺麗なアイスティーを


梅雨が開け、すっかり暑い夏が到来しました。

暑い夏は、やはりアイスティーが飲みたいもの。緑茶でも烏龍茶でも、もちろん紅茶でも、どんなお茶もアイスで美味しく楽しむことが出来ます。

以前アイスティーの作り方については、この中国茶サイトでも掲載したことがあります。

じっくりと甘味を引き出す水出しの方法や、普通に淹れたものを冷蔵庫で冷やす方法、二度氷を通して冷やす方法など、いろんな方法がありますね。少し濃い目に入れたお茶をたっぷりの氷を使って一気に急速冷凍する方法が一番効果的なのですが、アイスティーを作るときに常に気になるのが「クリームダウン」です。

クリームダウンとは、アイスティーを淹れるときに、温度の低下が緩やかに進むと起こる現象で、紅茶が白濁してしまうことを言います。

原因は、カテキン(タンニン)とカフェインの結晶状に結合するため。ゆっくりと時間をかけて冷えていくと、この結合物が生成されるのです。だから、クリームダウンしてしまったアイスティーを加熱すると、クリームダウンが消え、透明なお茶になるのです。

では、このクリームダウンは、どんな茶葉でも起こるのでしょうか。

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