『中国茶藝師1』



第四章「茶の包装と保存方法」


では、その内容を概観してみることにしましょう。

本書は八章からなり、第一章「茶藝師職業倫理」では、茶藝師の資格の内容などについて説明されています。また、第二章「茶業概況」では、茶の説明、茶の産地、茶樹の品種などについて説明されています。

第三章「中国名優茶」では、名茶の定義、名茶生産の条件、名茶の分類、名茶の発展と動向が概観されています。

第四章「茶の包装と保存方法」では、茶葉の特徴、茶葉の変質要因、茶葉が変質する環境条件、茶葉の包装、茶葉の保存がまとめられています。

第五章「茶器の識別と使用方法」では、茶器の種類、茶器の機能性、陶磁器茶具の質が解説されています。

そして、第六章「茶芸について」では、茶芸の五大要素、茶芸基本動作の訓練について、また、第七章「茶芸技術の実践」では、緑茶茶芸、花茶蓋碗茶芸、台湾式烏龍茶茶芸について、されています。

ここまでは、文章と表で取りまとめされています。




茶芸をカラーで実演



最終章の「資料編」は、ほぼ全頁カラー写真で茶葉の種類、礼儀、茶具の種類、道具の使い方、茶芸の基本、茶芸、飲み方などが整理されています。

このテキストを読んだ印象は、中国茶の歴史、茶文化の発展、茶館の起源と分類、製茶法など、いくつかの部分で不足しているものはあるものの、全体的には、コンパクトにまとめられており、特に、第八章の「茶芸の基本」と「茶芸」では、筆者たちが自ら茶芸を演じ、そのやり方を説明しており、非常に解り易く仕上がっているなというものでした。

これから、中国茶の基本をきちんと勉強したい人には、お薦めの教本と言えるでしょう。是非、手元に一冊用意して、自分の勉強の補助に利用するとよいと思います。

 ■ 『中国茶藝師1』
 出版:DTP出版
 発行:2007年8月1日
 著者:林 聖泰 (監修) 、岩咲 ナオコ、奥泉 富士子、黒川 理加、寺山 芽生
 価格:3,990円(税込み)
 ISBN-10: 4862110630
 ISBN-13: 978-4862110633

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