ロイヤルコペンハーゲン
ブルーフルーテッド メガ
僕は、ロイヤルコペンハーゲン迷である。この茶器を好きになってもう20年近くになるだろうか。なかなか高くて沢山は買えない。でも、この20年ぐらいで10個ぐらいのティーカップを入手した。
最近のお気に入りは、新シリーズのブルーフルーテッド メガ。
巨大という意味の「メガ」、その言葉の通り、このシリーズの茶器には、従来ロイヤルコペンハーゲンの茶器に描かれていた繊細なブルーフルーテッドの絵柄の一部分を大胆に拡大したモチーフが描かれている。
こんなデザインを世に送り出したのは、カレン キェルガード ラーセン。1999年彼女がデンマーク・デザイン・スクールの卒業制作のため、両手いっぱいにデザイン画を抱えて、ある日ロイヤル・コペンハーゲン製品開発部の扉を叩いたのがことのきっかけ。翌2000年秋、独創的なブルー・フルーテッド・メガ・シリーズの生産が始まった。
カップの素材である白磁。それを埋めるように美しくいラインと大胆に拡大された菊模様のモチーフがスタイリッシュに描かれている。基本的には白い器がすきなのだが、こんな模様が入っているのは、許せてしまう。この藍色がとても好きなのだ。
このブルーフルーテッド メガ マグカップは、ロイヤルコペンハーゲンの近年まれにみる傑作ではないかと思う。
このカップ、二重構造になっていて、中のお茶やコーヒーが冷めにくくなっている。もちろん、磁器の特性である熱伝導率による器の熱さを、二重構造であるために防いでくれるのだ。
そして、なんといっても、この形。
すっぽりと手のひらにおさまって、持ち心地も良い。
大きさは3種類。Sサイズは100ml、Mサイズは150ml、そしてこの画像にあるのがLサイズで240mlの容量となっている。大き目の茶壺で淹れた中国茶には、Sサイズがちょうどいい。そして見た目のバランスもよい。
でも、僕はあえて一番大きなLサイズをお勧めしたい。このカップにマグカップ茶で紹介したように茶葉をそのまま淹れて湯を注ぐのだ。
ちょうど両手で包み込んでちょうどよい大きさのこのLサイズのカップ。取っ手がない分、本当に包み込めて手から体全体に暖かさが広がるような気がする。
もちろん、キームン紅茶で作ったミルクティーをカップ一杯にして、寒い冬の夜本を読んだりするのにもおすすめだ。しばらく遠ざかっていたミルクティを、今夜は楽しんでみようか。
クリスマスを目前にしたこの時期。まだ大切な人にプレゼントを用意していなければ、是非とも、この「ロイヤルコペンハーゲン ブルーフルーテッド メガ」を推薦したい。
有名百貨店には大体置いてある。ちなみにネットでも買えるが、一点一点手書きで、微妙に味わいが異なることから、是非店で手にとって選ぶのがお勧めである。
ロイヤルコペンハーゲン ブルーフルーテッド メガ
Sサイズ(100ml) 7,875円(税込)
Mサイズ(150ml) 10,500円(税込)
Lサイズ(240ml) 11,550円(税込)