マグカップ茶のすすめ
実は、この方法は、1.マグカップを用意する、2.マグカップに湯を注ぐ、3.湯を注ぎ飲むの"スリーステップ"で出来上がってしまうほど、超簡単な方法です。
だから誰でも出来るわけです。しかも、飲み終わったら、そのままばさっと茶葉をしてマグをゆすいで終了という手軽さ。
しかも、途中何度も湯を注いで、ひがな一日お茶を手元においておくことが出来るという優れもの。
でもちょっと待ってください。
ただ単に茶葉を淹れて湯を注ぐだけといっても、インスタントラーメンではないのですから、そう簡単に全て物事が進むのであれば、中国茶教室などというものは日本から消えてなくなってしまいます。
マグカップでお茶を飲むだけでも、いくつかのポイントを知っていると、おいしくお茶を飲めるのです。折角中国茶サイトをご覧いただいているのですから、いくつかのポイントだけでも覚えて帰ってください。
マグカップ茶のためのポイント
ポイントその1:茶葉の大きめな青茶を基本としよう
マグカップ茶は、茶葉を入れたまま飲むことになるので、出来れば茶葉が口に入って来にくい大きな茶葉のお茶がお勧めです。
もちろん、龍井とか碧螺春といった緑茶を飲んでもいいのですが、デスクで飲み続けるのなら、凍頂烏龍や阿里山高山茶のように、乾燥したときには嵩が小さくて、開いたときに大きな茶葉のお茶がお勧めです。嵩が小さい茶葉なら、オフィスでも場所もとらずに保管が簡単です。
ポイントその2:茶葉の量は少なめに!
湯を浸したままにしておきますから、茶葉は比較的少なめに入れるのがポイントです。量が多いと如何しても茶葉濃くなりやすいし、茶葉が邪魔になります。
もし茶葉を多く入れすぎてしまったと思ったら、マグの上の方に浮いている茶葉を少しすててしまってくださいね。逆に少なすぎたと思ったら、茶葉を数粒足してしまいましょう。
青茶を基本としますから、出来るだけ熱々の湯をたっぷりと注ぎましょう。マグカップだと繊細な香りまではなかなか楽しめませんが、口の大きなマグに熱湯をたっぷり注ぐと、ふんわり当たり一面がよい香りになります。
ポイントその4:茶葉の継ぎ足しOK
何煎も湯を継ぎ足してマグでお茶を飲んでいると、そのうちだんだんと味が薄くなっていきます。そんなときには、最初に調整したときみたいに、茶葉を継ぎ足してしまうと良いでしょう。これは茶藝などでは出来ない反則技。でも、普段おいしいお茶をのめるなら、反則技だって歓迎ですね。マグのためにあるようなこんな小技で美味しいお茶を長く飲むことが出来ます。
また、ちょっと飽きたなと思ったら、そこに数粒の桂花(キンモクセイの花)を落としてやると、桂花烏龍に早変わりです。
どうです?、こんな風にしてやれば、手軽にどこでも美味しいお茶が飲めるでしょ?是非明日からオフィスなどでも美味しいお茶を手軽に飲んでみてください。
ちゃんと淹れたい方はこちらをどうぞ
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