中国茶/中国茶館・茶藝館・カフェ

遊茶「茶意館」オープン

東京表参道の遊茶に新たなカフェ空間「茶意館」がオープン。その様子をいち早くお知らせします。

執筆者:平田 公一





2006年10月4日、東京表参道にある中国茶専家「遊茶」の茶坊が大きく変わりました。

従来はSHOPの入っているビルの5階にありましたが、表参道を楽しむ方々のために、より広く、よりカジュアルにと、大きく変身したのです。

そこで、今回オープンに先駆け、内覧会を取材させていただきました。

2008年6月に「茶意館」は「茶三昧Omotesando」にリニューアルオープンしています。

茶意館オープン

大陸をイメージした長いメインテーブル
遊茶は1997年12月に東京表参道にできた中国茶専門店。翌98年10月には中国茶専門喫茶として「茶坊」がオープン。東京ではちゃんとしたお茶を楽しめるお店として常に中心的な存在でありました。

和諧斎では、ちゃんとした工夫式でお茶が飲めると、初心者から上級者まで人気がありました。ここ数年、土日になると満席であることが多く、遊茶ファンからもお茶飲めるようにしてといったリクエストもあったのだとか。

そんなことに応えて、10月4日にオープンした「茶意館」は、"Authentic Casual Chic Healthy Elegant"をテーマに、ちょっと贅沢でスタイリッシュなお茶空間。

龍の透かしが浮き上がります
場所は遊茶のSHOPの2階。2階の全フロアーの一部分をSHOPにしただけで、あとは茶坊スペースに当ててあるので、非常に開放感のある広いお茶空間となっています。

しかもこのお茶空間、その設計においては大陸をイメージしたストーリーがちゃんと考えられているのです。

まず、スペースの中央に位置する長いテーブル。大陸の広さをイメージして配置されています。そのメインテーブルに座わりショップ側に目をやると、そこはすりガラスが設置され、ぼんやりとお茶グッズが目に入ってきます。これは蜃気楼をイメージして設置されたもの。

龍の透かしが浮き上がります
そしてコンクリートの床は、「大地」そのものをイメージした仕上げが施され、お茶空間全体が広大な遥かなるイメージに仕上がっています。

そして特筆すべきは、窓側及びカウンター両脇に設置された龍の絵柄。これは二重のアルミ板に龍の絵柄にそって穴があけられ、内側からライトで照らされるとまるで動き出さんとするような龍が浮かぶあがる仕組み。夕方になると表参道を歩いている人たちの目にも入るように設置されています。

SHOP側の窓辺には数名でお茶を飲める個室も用意され、内輪だけのお茶会なども楽しめるようになっています。

そのほかにも、カウンターには中国の器具が使えるコンセントが設置されていたり、天井の白熱灯はお茶の色がわかるようなものが使われていたりと、随所に工夫がこらされていて、「なかなかやるぞ茶意館」という感じです。



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