大陸の緑茶が出まわり、台湾のお茶も出始めました。この時期、やはりじっくりと楽しみたいのが台湾の烏龍茶。烏龍茶と呼ばれるお茶は沢山ありますが、その中でも、とても有名な凍頂烏龍茶(Dong Ding Wu Long Cha)。昨年の花粉症騒ぎで様々な偽物が出回ったりしています。そこで、今回はおいしくてリーズナブルな、そしてこれは本物というべき凍頂烏龍をご紹介しましょう。あわせて、究極の台湾烏龍茶梨山天池茗茶(Li Shan Tian Chi Cha)もご紹介します。
▼ 清香凍頂烏龍茶
日本でもすっかり有名になった凍頂烏龍。緑茶のような爽やかさと蘭の花のような清らかで甘い香りがするとてもおいしい凍頂烏龍です。
このように緑が鮮やかで、茶の色も薄いグリーンのものを「清香(チンシャン)」と読んでいます。緑茶は不発酵、紅茶は完全発酵、その中間に位置する烏龍茶には様々なものがありますが、清香タイプのものは、発酵も浅く、焙煎(火入れ)も軽火で行われます。
近年では、この清香タイプを好む人が非常に増えて、凍頂烏龍茶というとこのようなお茶を指すことが多くなりました。
低価格でありながらグレードの高い清香凍頂烏龍茶は、毎日でも飲みたいくらい。今までの烏龍茶の概念が覆され、台湾のお茶のおいしさに目覚める人も多いお茶なのです。
こんなお茶を紹介してくれるのが老地方茶坊。オーナーの張千恵さんが台湾出身である強みを生かして、とても質の良い清香凍頂烏龍茶をとてもリーズナブルな価格で提供してくれます。
凍頂烏龍 50グラム 1,650円
凍頂烏龍100グラム 2,980円
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▼ 伝統焙煎凍頂烏龍茶
一方で、最近では昔ながらの製法による凍頂烏龍茶も好まれるようになり、焙煎(火入れ)の強いものも見うけられるようになりました。
しかし、昔の製法をきちんと踏襲している農家はそんなに多くないので、このような伝統的な凍頂烏龍茶を作ることのできる茶師は少ないのが現状です。昔ながらの茶農の方たちは、「どうにかして、この伝統を残したい」と大変ご苦労されているそうです。
近年茶農家の若年化に加え、清香のお茶がもてはやされるような環境あって、この伝統を残すのは大変なのだそうですが、それでも昔ながらのお茶が言いという人が少しずつ増え始めているのは、これらの茶師の励みになっているようです。
火入れをきちんとするためには、発酵も清香のものよりもしっかりとしなければなりません。中火のこの伝統的な凍頂烏龍は、清香のものとのみ比べてみると分かるように、非常に濃厚な甘味があります。香りの良さ、そして濃厚な味わいでは、数段上の出来映えといえるでしょう。
信頼のおける腕の良い茶師が作った伝統焙煎凍頂烏龍茶は、清香の凍頂烏龍では飽き足らなくなった中級者向けのお茶です。
こちらも、同じく老地方茶坊からのご紹介。
特級凍頂烏龍 50グラム 2,300円
特級凍頂烏龍100グラム 4,200円
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