
日本でもすっかり有名になった凍頂烏龍。緑茶のような爽やかさと蘭の花のような清らかで甘い香りがするとてもおいしい凍頂烏龍です。
このように緑が鮮やかで、茶の色も薄いグリーンのものを「清香(チンシャン)」と読んでいます。緑茶は不発酵、紅茶は完全発酵、その中間に位置する烏龍茶には様々なものがありますが、清香タイプのものは、発酵も浅く、焙煎(火入れ)も軽火で行われます。
近年では、この清香タイプを好む人が非常に増えて、凍頂烏龍茶というとこのようなお茶を指すことが多くなりました。

こんなお茶を紹介してくれるのが老地方茶坊。オーナーの張千恵さんが台湾出身である強みを生かして、とても質の良い清香凍頂烏龍茶をとてもリーズナブルな価格で提供してくれます。
凍頂烏龍 50グラム 1,650円
凍頂烏龍100グラム 2,980円
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一方で、最近では昔ながらの製法による凍頂烏龍茶も好まれるようになり、焙煎(火入れ)の強いものも見うけられるようになりました。
しかし、昔の製法をきちんと踏襲している農家はそんなに多くないので、このような伝統的な凍頂烏龍茶を作ることのできる茶師は少ないのが現状です。昔ながらの茶農の方たちは、「どうにかして、この伝統を残したい」と大変ご苦労されているそうです。
近年茶農家の若年化に加え、清香のお茶がもてはやされるような環境あって、この伝統を残すのは大変なのだそうですが、それでも昔ながらのお茶が言いという人が少しずつ増え始めているのは、これらの茶師の励みになっているようです。
火入れをきちんとするためには、発酵も清香のものよりもしっかりとしなければなりません。中火のこの伝統的な凍頂烏龍は、清香のものとのみ比べてみると分かるように、非常に濃厚な甘味があります。香りの良さ、そして濃厚な味わいでは、数段上の出来映えといえるでしょう。

こちらも、同じく老地方茶坊からのご紹介。
特級凍頂烏龍 50グラム 2,300円
特級凍頂烏龍100グラム 4,200円
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