中国茶/中国茶館・茶藝館・カフェ

福茗堂(香港)

香港の茶荘・茶館の紹介第4弾は、モダンな茶荘「福茗堂」です。明るく入りやすいモダンな店構えは、お土産のお茶を買うのに持って来い!

執筆者:平田 公一





日本でもそごうと提携するなど、名前が知られていた茶荘、福茗堂。いまや香港の観光客が集まる場所に支店が出され、一番元気のいい茶荘かもしれません。メインショップはセントラルのランドマーク(置地廣場)です。



正面入り口
中環(セントラル)のショッピングモールとして有名な「置地廣場」。その1階、一番アクセスの良い場所にこのお店はあります。ガラス張りの店舗は、外に向かって茶器やギフト用の茶葉のディスプレイなどが施され、高級なイメージをかもし出しています。


ガラスの扉を開けて中に入ると、店内は明るく、英語の話せる女性の店員さんが、すぐに声をかけてきます。お客さんも日本人が多く、日本人への対応もとてもよくできていました。

正面突き当りには茶葉の棚が並びます。実際にどんな茶葉か見ることができるように透明のケースに茶葉が入って並んでいます。ただこれは茶葉を見るだけ。実際に香りを確かめたいときは、きちんと茶缶に入ったものを渡してくれます。

福茗堂の特徴は、その茶葉のパッケージ。モダンなデザインの茶缶に入ったギフト用の茶葉が人気で、また、好みをいえば茶葉をちゃんとラッピングしてくれます。もちろん、自分が使う場合は、アルミの袋のままというのでもOK。

扱っている茶葉の種類も、烏龍茶から普シ耳茶まで、バラエティーに飛んでおり、高級な茶葉も目立ちます。価格設定は、やや高め。これは地元の人というより観光客をメインターゲットにしているからでしょうか。



いろいろ組み合わせのできる
ギフトセットはお土産に最適
茶葉の質は悪くありません。特にここの白茶は、なかなかのもの。実際に茶葉を見せてくれて、試飲もさせてくれます。英記茶荘などの白牡丹と比べると、かなり白毫の多い白牡丹でした。香りも甘く、滑らか。白毫銀針を進められたのですが、こちらはちょっと高くて、手が出ませんでした。

茶器の品揃えもバラエティー。残念ながら実際に自分で使いたいと思うものはあまりありませんが、お世話になった目上の人向けにお土産で買うという部類の茶器がいろいろと並んでいました。

空港にも支店があり、ちょっと買い忘れたといったときには非常に便利。比較的小さなパッケージも扱っているので、お土産用には良いお店というところでしょうか。

ちなみに、空港のショップでは、お茶を飲むことが出来ます。出国手続き後、ターミナルに入ったところにありますので、飛行機を待つ間にのんびりと一杯お茶を楽しむことが出来ます。



 ▼ 福茗堂
   住所:香港中環徳輔道中14 置地廣場G3-4
   電話:852-2521-0337
   支店:尖沙咀、銅鑼湾、香港空港等
   HP:http://www.fookmingtong.com/


 Hong Kong Tea Shop & House

 Vol.1 三思堂
 Vol.2 明茶房
 Vol.3 林奇苑茶行


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※メニューや料金などのデータは、取材時または記事公開時点での内容です。

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